会社勤めと違い節約が無限大
テレワークが可能になってから、自宅のPCで仕事をしています。
もともとの自分PCの使用目的は趣味用だったので、マルチメディア的な機能を強化してグラフィックボードや高性能CPUを搭載しており、消費電力は高めです。
何ワットから消費電力が高いと感じるかは人によって異なると思いますが、私のPCはアイドル状態で100W程度の消費電力があります。仮想マシンたくさん稼働したり重めのゲームを実行したりして負荷があると200W程度の消費電力となります。
昨今電気代が高いので、常時消費する電力は少ないほうが良いです。
仕事で必要なアプリケーションはWebブラウザ、メーラー、ノートアプリ、slack、Word、Excel、VSCode、Rloginと負荷の高いソフトウェアはありません。
CPUやGPUがほとんど遊んでいるため、三国志的に言えば諸葛亮を僻地の太守に任命して内政をやらせているレベルに無駄が多いと感じます。(お前の安物PCは 三流武将だろ?という突っ込みは合ってますけど、たとえ話なので流してください)
パリピ孔明面白かったですね! |
1日あたりのPC利用にかかるお金は?
1時間あたりの電気の計算式は
東京電力のサイトにはこうあります。
必要なところだけかいつまんでみると
電気使用量(1kw) * 電気単価(円) = 電気代
となります。
仮に160W消費するPCで単価37円の契約で電気を使った場合
0.16(kw) * 37(円kWh) = 1時間あたり6(5.92)円
ということで、8時間働く想定ですと
6円 x 8時間 = 48円
となります。
テレワーク手当は妥当か?
によりますと大手通信会社のテレワーク手当は月額4,000円とのことです。
働く日を月20日とすると一日当たり200円という計算になります。
160WのPCを8時間つかっても48円でしたので、十分に賄えます。
(※ディスプレイの電気消費や、ルーターなどもありますがとりあえずPCのみで考えています)
テレワーク手当で賄えるPCの最大消費電力はいくつか?
電気代の計算式
1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)= 電気代
を埋めます。
1時間あたりの消費電力(kW)×8(時間)×37(円/kWh)= 200円
この計算式を変形して
1時間あたりの消費電力(kW)= 200 ÷8 ÷37
1時間あたりの消費電力(kW)= 0.675
kwですから1000倍して675W
675W消費する暖房機並みのPCを8時間使っていても赤字ではないことになります。
三国志で言えば、大食いでうわばみな張飛みたいなPCですね。
張飛 |
計算の結果、100W~200WのPCは何も問題ないということでした。
テレワークで節約する
電力消費が多いPCを使うのをやめればよいです。
適材適所
それで雑魚武将を登用してきました省電力性の高いコンピューターを購入しました。
これまでにも、ごろ寝PC用にCeleron N4100搭載PCを使っていますが、Webブラウジング、AmazonPrimeVideoの動画視聴、Youtube視聴で不満を感じたことはなかったため、現時点での手頃なCPU(Celeron N5105)を載せたMiniPCを購入しました。(その3か月後、Intel N100が発売され、性能向上が大きかったため若干失敗した感はあります)
購入したPC紹介
Beelink U59 |
単体で16Wの消費電力、負荷をかけCPU100%になると+12Wぐらいには増えますがアイドル状態で100WのPCと比較したらわずかなものです。
これに24インチディスプレイ+5Wを加えて21W
さらに34インチウルトラワイドディスプレイ+19Wを加えて40W
システム全体としては40Wぐらいです。
消費電力は負荷で変動するので、すこし多めに常時50W消費として見積もって、8時間で37円として
0.05(kw) x 8(h) x 37(円/kwh) = 14.8円
毎日200円から電気代を引いて
200-15(14.8) = 185円
得となります。
購入した省電力PCの購入金額が3万ぐらいだったのでチャラになるのが
30000円÷185円=162日
8か月ぐらい省電力PC生活を続けると元がとれます。
Beelink U59のいいとこ
このサイズでHDMIポートが2つあるためデュアルディスプレイが即可能です。
なぜか有線LANも2個あり、Wifiと合わせると3個のNICがあり、ネットワークの検証をしたりするには付け替えが必要なく便利です。
電源ボタンの隣にあるTYPE-Cスロットに下のHDMI変換アダプターを付けるとトリプルディスプレイで使用することもできるため、作業効率は悪くないです。
買ったの1つ前のモデルで、これは新モデルです |
1番のディスプレイをこのケーブルで接続しています |
このディスプレイちょっと古く、さらに+16Wぐらいになりますが、縦長が欲しいときに使っています。
Beelink U59のよくないところ
思いがけない副作用
雑魚武将省電力性の高いPCで仕事するようになったら、パソコンなどの機器による部屋の温度上昇がほぼないのです。
いままでは100WのPCが頑張ってCPUやGPUの排熱をして、部屋を締め切っているとじわじわと暖かくなっていきましたが、省電力性の高いPCの排熱量が部屋を暖めるほどの量ではなく空調を入れなくても過ごせる時間、日が増えたのを感じます。
現在季節は夏ですが、犬用リビング常時稼働エアコンだけで別の部屋にいる私が不快ではなく過ごせる日が多いので、思った以上に節約できている気がします。
冬はどうでしょう、100Wの簡易暖房PCを出してきた方がよいのかな?
新しいPCの使い方
最近Parsecを導入し活用しています、Parsecはゲームもなんとかなるレベルの反応性で通常の作業ならば、直にそのPCを操作しているように感じます。
性能が欲しい場合は消費電力の高いPCの電源を入れて家庭内リモートでCeleronのPCから接続して使い、作業が終わったら消すという使い方をしています。
シンクライアントのような使い方です。
N100を買うなら
私はN5105を買ってしまいましたが、もう少しでSandyおじさん最高峰Core i7-2600に追いつけるレベルのN100が今は買えます。まさかE-Core、P-Coreの概念ができてCeleron(言わばE-Coreマシン)の性能が大幅に向上するとは思ってはいませんでした。
買うなら、これかなー。
CHUWIも問題なかったし
Beelinkもなんの問題もないです。
SSD量、メモリ量が少し劣りますがChuwiのHeroboxの形は好きです。
その後
Beelink U59でだいたい事ができてたのですが、dockerを活用したくなりdockerのチュートリアルを進めたところ、mongodbのコンテナが動作しない。
調べるとCPUにAVX命令が使えないと使用できない事が判明し、調べると
https://en.wikipedia.org/wiki/Advanced_Vector_Extensions#CPUs_with_AVX
Celeron N5105にはAVX命令が無いという事実に直面しました。
AVXは2世代CoreのSandyBridgeあたりから搭載されている命令で、特別な命令ではありません。mongodb使わなければ関係ないのですが、当たり前な機能が搭載されていないのが意外でした。
今話題のN100にはAVX機能はあるようなので、やはり買い時をミスったなぁと改めて思うところです。
まぁ、
CeleronでDockerなんか使うな
というところでしょう。
メモリが16ギガも乗ってて、だいたいなんでもこなせたので欲が出ちゃったというところです。
N100ならAVXも搭載しており、N100はやはりいいCPUなんだと思います。
なんだかんだ書きつつ、このコンピュータでdocker使って仕事してます、というか、できてます。