はじまり:掃除したら壊れた?
今年も本格的に暑くなる前にエアコン(うるさら7 AN40PRP-W)の100点中70点ぐらいのガチ掃除(Xポストに画像)をしたが、サインリセットしても電源ランプが点滅したまま。
リモコンからメニューボタンを長押しして故障診断をするとH1異常エラーの表示
あれ、掃除したことで壊してしまったか?
寒い時期が終わり、しばらく使っていなかったので、いつ壊れたか正直わからない。
故障診断:H1エラーの内容と調査
ダイキンサイトでエラーコードを調べ
https://www.daikincc.com/errorcode/result/?mdl=ra&ecd=H1
対処法である
運転を停止した状態で電源プラグを抜くか、エアコン専用のブレーカーを切り
約 1分後、もう一度電源を入れて運転してください。
と、書いてある通りにやってみたけど、そんな簡単には治らなかった。
自分も本当のところ治るとも思ってはいない。
H1異常ってヤバいの?
実は致命的なエラーではありません。
加湿機能に問題があるだけなので、加湿ができないだけで冷房や暖房は使えます。
要するに、うるさらシリーズの加湿機能が死んで、ただのエアコンになってしまう状態。
実は2回目の加湿ユニット故障
このエラーが発生したのは実は初めてではなく2023年にも発生しダイキンへ修理依頼して修理担当の方に家に来てもらい直してもらっている。
H1異常は室外機側の加湿ユニットのエラーで、前回ダイキンの方が室外機を開けているのを見ていたから、特殊な工具がなくても開けることができる事はわかっているし、見せてもらってわりとシンプルな構造であることも知っている。
加湿ダンパーに不具合があるらしいが、「加湿ダンパー」の意味がわからないのだった。
修理にはやはり人ひとり来てもらうわけで、部品代+人件費がかかる。
よく覚えてないが2万ぐらい払ったような気がする。
加湿ダンパーとは?
調べてみたら、ダンパーっていうのは空気の通り道を切り替える「弁(バルブ)」のことらしい。
加湿した空気をコントロールする弁なので加湿ダンパーということのようだ。
ダイキンさんはパーツリストを公開しているので該当するパーツを探したらこの部品だった
それからウェブに加湿ダンパーらしきパーツの写真を上げてくれている方がいらっしゃった事もあり、どの部品なのかわかりやすかった。
(明日は、きっと いい日になるサイト様)
https://lifeclabo.com/daikineakonu4uah1/
パーツの調達と分解
軽く分解してみると、加湿ダンパーが確認できた。
加湿の経路を閉じる、開けるを管理するモーターがあり、そのモーターの外見を確認してみるとサビひどく、また弁を手動で動かしてみるとほとんど抵抗がないためモーターとしては壊れているように感じた「もしかして、これを交換したら治っちゃうんじゃないの?」と考えてモータの品番(MSFBC20C01)で検索をしてみるとヤフーショッピングで見つかり、値段も2200円+送料と手ごろであったため購入する
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ecwide/095953j.html
4日程度で商品は到着し交換をしてみる
ダイキンから直接パーツを買ったという人もネットにいらっしゃいましたが、一般人が買おうとするといろいろ説明が必要な気がするので避けたい。
モーター交換と清掃の流れ
当たり前のことですが、エアコンのプラグは壁コンセントから抜いておく
天井蓋外し
変色すると書いてあるパーツ(白いとこ)外し
その下の黒い部分とオムレツ状の水分放出用のヒーター外し
デシカント外し
ハチの巣みたいなところ、上に持ち上げるだけで外れます。
加湿ダンパーの蓋部分と加湿ダンパー外し
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年月を感じるいい色だね |
分解とモーター交換
加湿ダンパーは本来アセンブリごと交換らしいけど、分解できるか不安。きれいにパカッとは外せなかったけど、なんとなく半解することはできて、モーターを入れ替えることができた。
清掃
業者にやってもらうと清掃なんてしてくれないが、自分でやるメリットとして思う存分時間をかけてきれいにすることができる。
デシカントもブロアーで吹いたら、すさまじい粉塵が出てきた。
戻し
配線のつなぎ直しと、パーツの戻し。
分解時に工程を写真を撮っておいて、その通りに戻して行く、室外機の天井の蓋は閉めずにエアコンを稼働させてみて問題なく動いていることを確認してから蓋を閉じる
最初の画像が、実は戻した時点の画像。
テストと結果
作業当日は湿度が高かったけど、連続加湿モードにしてちゃんと加湿できていることを確認。体感でしかないがエアコンから湿気のようなものを感じることはできた。
SwitchBot温湿度計で湿度が上がったし、リモコンで加湿中になるようになったので大丈夫だろう。
それから本体の故障診断
修理前は、電源入れた直後は00正常でも、加湿が動くとH1異常になってしまったが、修理後はH1異常にはならない。
修理後にいまさら無給水加湿の仕組みを学ぶ
修理後に、ダイキンのサイトで加湿の仕組みを読むとそれぞれのパーツに触ってきたのでめちゃくちゃ理解できる。
https://www.daikin.co.jp/air/technology/our-technology/humidification/mechanism
実はどう加湿してるのかはよく知らなかった。
まとめ
購入から12年が経過しており、そろそろ買い替えの時期なので、治らなかったら20万円程度の出費を覚悟していましたが、今年2025年冬の加湿はとりあえず大丈夫そうです。
デシカントを回すモーターも、動いてはいるけどぼろぼろだし、室内機のフラップを動かすモーターも「バキバキ」音がしてて、これもあまり良くない。
わりと満身創痍ぽい。
モーター変えるだけでいいなら、加湿ユニットの故障程度なら直せるかもしれない。
ダイキンさんに来ていただいた1回目の故障は、同じH1異常であったのだが、原因はステッピングモーターではなく、たぶんターボファンでした、H1異常はダイキンのエラーコードサイトに次のようにあるように原因はさまざまです。
- リミットスイッチの不具合
- ダンパ用モータの不具合
- プリント基板の不具合
- 異物、氷結によるダンパ不動作
ちなみに、私は素人ですが、ウォシュレット設置や、食洗器設置、水栓交換(キッチン、洗面所、風呂、洗濯機)、エアコンガチ掃除など、免許や資格がいらないものはだいたいこなせる程度の技術力はあります。