一畳のくつろぎタイム

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2024年4月17日水曜日

Pasberry Pi5 ファン回転数がどう制御されているか

 

 久しぶりに秋葉原へ出かけたので、マルツでラズパイ5のアクティブクーラーを買ってきました。秋月でもいいのですが、マルツの方が安いです。

取り付けてRaspbian上から

yes >/dev/null

を4つ起動して、発熱させ、~59℃で頭打ちすることが検証できました。
ファン回転数は制御されており、最高速で回ると若干うるさいのですが、通常では気にならないレベルでうまくコントロールしている印象です。

ぶん回してるのがCPUだけなので、Android動かしてGPUもぶん回したら、もう少し熱くなるかもしれません。

Android入れてPi4とPi5を比較した記事はこちらです
https://blogger.kinkuman.net/2024/03/raspberry-pi5cpuintelcpu.html

 

結構上手にファン制御している気がして、どのようにファンが制御されているのか調べました。 

2024年3月26日火曜日

Raspberry Pi5のCPU性能をIntelCPUと比較して把握する

うちのPi5


いつも通りintelのCPUと比較して、どの程度の性能かの目安を調べます。

 

搭載CPU Broadcom製のBCM2712のスペック

Raspberry Pi5のCPU※1は、Broadcom製のBCM2712、Cortex-A76の4コア、2.4GHzです。
Pi4と比べるとCPUのクロックは1.5GHzから2.4Hzへアップしており、単純にクロックを比較するだけでもかなり高速化しています。

日本では円安のために、Pi4発売当時と比べて割高な印象ですが、ドル表記では5ドルしか高くなっていません。


※1色々な機能の集合チップのため正確にはCPUというより、AMDが使用していたAPUという呼び方のが方が正しいと思います。

 

ベンチマークテスト環境

  • Raspberry Pi5 8Gモデル
  • CPUオーバークロック等なし、ヒートシンクに扇風機の風。
  • USBによるSSD起動
  • KSY製5V-3Aアダプター

ベンチマークソフトウェア

  • geekbench6
  • sysbench

今回Antutu v10はPi5ではテスト不可能だったため、Android上ではGeekBenchの結果のみです。sysbenchはraspbian上で計測しました。

 

2024年2月18日日曜日

Raspbeery-Pi5を買ったので冷却機構を付与と性能評価

Raspberry-Pi5発売

 やっと待ちに待ったRaspberry Pi 5が発売され入手できました。
性能評価しました。


技適未取得機器を用いた実験等の特例制度のおかげで、日本での発売前にたくさん情報が出ており、性能が2~3倍という事から、たいへん楽しみにしていました。

発売日は事前にわかってはいなかったので、その日の夕方に気づいたのですが、無事8Gモデル2台購入できました。

少し日が経過しても在庫があるので、zero2とかpi4の後半のように慌てなくても大丈夫そうでした。 

2022年6月24日金曜日

Oracle Cloud(OCI)に手を出してみる


 Oracle cloud infrastructure(OCI)のAlways Freeがすごいという話は聞いていましたが、なかなか試せていませんでした。

やっぱ1台インターネット上に好きにできるマシンがあると便利だと考え、手を伸ばしてみたところ、0円の金にならないユーザーへの厚遇っぷりに驚きました。

何がすごいかというと、

AWSは1年という期限付きで、スペックがほどほどのコンピューターを1台借りれます。負荷が多くバースト機能が働かない場合は雑魚になります。

T型インスタンスのバーストについては以前書きました。


GCPは1台だけならずっとコンピューターを借りれますがスペックが雑魚です。

OCIは3台までずっとコンピューターが借りれます。GCPよりは多少スペックがよいです。なかなか作成できませんが、作れるとARM4コア24ギガメモリのコンピューターも借りれます。(本当は4台ですがグローバルIP付与できるのは3台らしい)

OCIのARMコアが1OCPU分だけ確保できたので性能を評価しました。

2021年3月23日火曜日

Raspberry Pi4のCPUの性能をIntelCPUに置き換えて把握する

Raspberry Pi5の評価の記事を書きました。参考にどうぞ

https://blogger.kinkuman.net/2024/03/raspberry-pi5cpuintelcpu.html

 以下はPi4の評価です。

 Raspberry Pi4のCPUはBroadcom BCM2711で、ARM系CPUの性能はいまいちピンとこないので、intelだったらどのあたりなのかと考えると自分はわかりやすい。

前にも似たような事を調べたので再度やってみる。

うちのラズパイ4

Broadcom BCM2711のスペック

ARM Cortex-A72  のクァッド(4)コアの1.5GHzである。 ARMは省電力故にIntelCPUと比較すると、クロック単位の性能は結構貧弱。

2019年12月1日日曜日

ラズパイ(RaspberryPi)4のファイルサーバーとしての性能

1番お金がかからないのでずーーーとルータの簡易NAS機能を使ってきました。
最初はWZR-HP-AG300Hで RatocSystemのハードウェアRAIDできるドライブと組み合わせて使ってきました。

ラトックシステム USB3.1/Gen.2 RAIDケース

スマホが802.11acに対応したものになってきたり、ノートパソコンも802.11acに対応してきたので、WZR-1750DHP2を買いました。
選択の理由はUSB3.0を備えていることと、デュアルコアCPUを搭載している点です。

使ってみた結果、USB3.0のポートを備えたルータを使っても、どうもUSB3.0の性能を生かせていないようで、転送速度が読み込み15MByte/秒、書き込み20MByte/秒ぐらいしか出ません。
USB3の口からUSB2の口に付け替えてもほぼ変わりません。
ポートはUSB3だけど、見た目だけ?、中のチップの性能が低いのかほぼ変化ないです。
正直ガッカリしましたが、オマケ機能なので仕方ない。

なぜか書き込みの方が速いという謎現象でしたが、
まぁ、それでも15MByte/sぐらいの転送速度が出ていたので使い物にはなっていました。

ラズパイをファイルサーバーにするのは考えていましたが、ラズパイ3B+までは転送速度が、ルータのオマケ機能と同じ程度なので、ラズパイ4の登場を待ちにまっていました。

検証!

sambaインストールして、簡易NASで使っていたドライブをマウントして検証
ちょっと大きめなCentOSのISOファイルを転送させて計測・・・。
素敵な速度・・
 容量が優先な為、使用しているディスクはHDDです。なのでSSDのようなスピードはありません。ですが、今まで15Mbyte/秒ぐらいしか出ていなかった転送速度が本来の速度に近い100MByte/秒になりました。

RaspberryPi4ならSSDでも十分に生かせそうですが、次はギガビットイーサネットの限界(125MByte/秒)に引っ掛かります。データ置き場用途ではHDDで十分かと思います。

後日、DiskMarkしてみました

sambaサーバを建てるには以下の作業が必要です。
  1. IPアドレス固定
  2. sambaのインストール
  3. sambaの設定

 IPアドレス固定

自分の使いたいIPにします。IPv6はわかんなかったらv6アドレスのところは消していいです。

192.168.0.1はうちの環境でのルーターなので、自分の環境に合わせて書き換える必要があります。


# vi /etc/dhcpcd.conf

# Example static IP configuration:
interface eth0
static ip_address=192.168.0.10/24
static ip6_address=fd51:42f8:caae:d92e::ff/64
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1 8.8.8.8 fd51:42f8:caae:d92e::1

sambaのインストール

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install samba

sambaの設定

面倒なので、pathは自動マウントされた場所(/media/pi/96bb13bb-cbc7-4c94-81b3-5a7f84ccf140)にそのままにした。
以下の記述をsmb.confの最後らへんに追加
# vi /etc/samba/smb.conf
[strage]
   comment = mydata
   path =  /media/pi/96bb13bb-cbc7-4c94-81b3-5a7f84ccf140
   guest ok = yes
   read only = no
   browsable = yes
   force user = pi


自動マウントがどこの場所にマウントされたかわからなかったら
# df -HT
とかすると分かると思います。

自動起動設定

# systemctl enable smbd
# systemctl enable nmbd


2019年3月5日火曜日

Raspberry Pi3のCPUの性能をIntelCPUに置き換えて把握する

Raspberry Pi3のCPUはBroadcom BCM2837で、ARM系CPUの性能はいまいちピンとこないので、intelだったらどのあたりなのかと考えると自分はわかりやすい。

Broadcom BCM2837のスペック

ARM Cortex-A53  のクァッドコアの1.2GHzである。
ARMは省電力故にIntelCPUと比較すると、クロック単位の性能は結構貧弱だという認識は持っている。

比較情報と考察


色々調べていると以下のサイトがヒットした
https://www.the-toffee-project.org/truebench/index.php?page=home&lang=japanese

このグラフの中から探していくと、どうもPentiumD 820Pentium T4200よりは性能は低くPentium E2220よりは性能がいい。

PentiumDは爆熱故にCPUファンが爆音というIntel闇の時代を象徴するようなCPU。
冬でもワンルーム暮らしなら暖房器具が不要になるヒーター機能を持っている。
ドラゴンボールでいうとスーパーサイヤ人第3段階のようなもの。
久しぶりに会えてなんかうれしい。でもラズパイより性能いいんかいw

PentiumDualCoreはCore2Duoの廉価版なので、Core2で考えるとわかりやすい。

PentiumE2220が第一世代のCore2シリーズで、 Pentium T4200は第二世代のCore2シリーズ、E2220の方がクロックは400MHzほど高いのだが、性能はT4200の方が大きく良い。

ラズパイはこの中間ぐらい。

実はPentium E2220よりクロックが800MHz低い、Pentium E2140を載せたThinkCentraA55というパソコンにCentOS7を入れて使っており、その性能はよくわかっている。
このパソコンには、昔GeForceのエントリモデルGT520とか載せて、オンラインゲームなどやったことがあります。
ゲームの場合CPUよりGPUですが、CPU使用率100%に張り付くような事はなく、非力ではあるものの力不足を強く感じたことはありませんでした。
もちろん、エンコードなどCPUパワーが必要な作業では足りません。

まとめ

コアの数が有効に働いたり、クロック数が有効に働くシチュエーションもあるとは思いますが、ざっくりとBroadcom BCM2837 1.2GHz 4Coreの性能はだいたいCore2Duoの下の方と考えればいいのかと思う。

Raspberry Pi3のCPUが飛びぬけて高性能ではないが、必要十分である事は理解し、
使用した際の性能の低い感覚は、性能の足枷がCPUではなく、搭載メモリやストレージなのかと感じる結果となりました。

そして

ThinkCentraA55をすぐに捨ててRaspberry Pi3 B+でも買おう。

実際捨てた