一畳のくつろぎタイム

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2024年1月29日月曜日

最強お風呂タブレットへの旅路2(ArrowsTab Q736/M分解、電池交換編)


前回、中古のArrowsTabを買ったら到着時は電池が元気なふりをしていて、キャリブレーションしたら化けの皮が剝がれ、電池が劣化率70%まで衰えていた事を書きました。

次のステップは電池交換ですが、 交換には本体の分解が必要です。


ArrowsTabQ7XX系の分解

13.3インチのArrowsTabの分解ですが、難易度は低めです。

ありがたいことに、エンルックの音(ノート)さんが写真付きで紹介してくれています。
https://enluc.com/2022/03/post-5070/

細かい箇所は分からない部分もありますが、裏ブタはツメでハマってるだけという情報だけで十分助かります。ありがたいです。

分解したときに調べたいこと

分解にあたり、電池交換のほかにもう2つ調べたい事がありました。

1つめはファンノイズの原因

冷却ファンがノイズが多く心配でした。本体の持ち方によってノイズが増えたり減ったりするためどこかがファンに当たってしまっているのではないか?

2つめは防水フィルムの再利用性

 それから防水フィルムです。
風呂で使うために買っているため、風呂で使用できるように復旧する必要があります。
再利用可能なのか知りたい。

 

分解詳細

裏ブタ外し

 裏ブタ外しはツメを折らないよう頑張るしかないのですが、ArrowsTab Q506/MEの時に苦労を経験したためスマホ用の開けるツールを買ってあるのでそれを使います。

真ん中の青いフックの工具が裏ブタ開けるのには大変よかったです。
ちょっとのお金で作業効率が変わるのでオススメです。

 

フックの写真

参考に裏ブタのフックを撮った写真載せておきます。





 

ファンの構造調査

謎テクノロジーだった冷却ファンは、普通のファンな見た目で驚きます。画像はタブレットを外したフタと本体を対称になるように置いています。

裏ブタ側にファンを押さえる防振ゴムのようなものがついており、タブレットの持ち方によってこの部分にかかる力が変わりファンノイズに変化が発生していたようです。

特に歪んでいるという事もなく、Core i7のCPUのため発熱が多く、頻繁にファンが回ったため経年劣化だと思います。

しっかり押させてあげると音が静かになるので、何か対策をするかもしれません。

 

ArrwosTabの排気口はタブレットの外見を見てすぐわかりますが、吸気口がどこなのか理解していませんでした。今回分解したことでこの溝がとても大事な場所だという事がわかりました。

写真は使い込んだQ775ですが、ホコリ溜まってます😅

 この事実を知ってQ775のこの隙間からホコリを除去を試みたら、けっこう大きな塊が出てきまして、その後の使用時にファン音が少し落ち着いた印象があります。


防水フィルム

 防水フィルムはプラ板が防水っぽい両面テープで貼られているだけだったので、ヘラとかピックなどを差し込んで剥がします。防水フィルムはクリアファイル程度の厚さがあり割と丈夫なので余程手荒に扱わなければ壊れる事はないと思います。


強度が必要な時に、ダイソーのヘラが役に立ちました。



クリアファイルレベルに硬い素材で再利用は出来そうです。両面テープは再利用できるものではないので代わりの品を用意する必要があります。

 

 

電池交換をしたい

バッテリーの脱着

 
 

 

yahooショッピングで中古の電池を買う

Amazonで互換電池を買おうかと考えましたが、大陸からやってくるせいか到着までに1ヵ月程度かかるものが多く、Yahooショッピングで富士通純正の中古品が2,3日で届くものがあり、レビューには写真付きで交換した人や良い品であるコメントもあるため、大丈夫そうかな?と思い注文してみます。

私の用途としては2時間ぐらいフルパワーで使っても電池が持てば問題ないので中古でも十分だと考えました。

しかし届いて装着して残念、劣化うんぬん以前に

交換したら、ArrowsTab Q736がバッテリーが装着されて無いとうったえてくる。😔

UEFIから確認

Windowsから富士通のバッテリーユーティリティで確認

何度かつなぎなおしたり、AC接続放置して充電されるか試しましたが、劣化した元のバッテリーに戻せば正しくバッテリーありになるため、どうやら不良品に当たってしまったようです。

お店側の対応は大変丁寧で、申し分なかったのですが、経年劣化の可能性という理由で、代わりの品ではなく返金対応という事になりました。

早く入手できるからという理由で購入したのですが、結局無駄な作業で時間がかかる事になってしまったのが悲しいところです。

 

Amazonで互換バッテリーを買う

最初の段階でもこちらを買おうか悩みましたが、いろいろと考えるところもあり、お値段も安かったしと純正の中古バッテリーを買おうとしました。

しかしそれは残念な結果になってしまったので、返品した純正中古品よりは高価ですが、互換バッテリーを購入しました。

haoctrers 富士通FPCBP448 FPB0322S互換バッテリー10.8V 4250mAh/46Wh 対応Fujitsu Stylistic Q775 Q736 Q737 CP675904-01パソコンバッテリバック

 

この商品だけプライム対応で、そして翌日到着しました。

 

丁寧に梱包されて届きます

 

ケーブルは付属?

 

もともとついていた純正と違い、ケーブルが直で生えているという違いがありました。

 純正品のようにケーブル部分の取り外しはできないようです。
新旧バッテリーの比較です。上が古いバッテリーで下が今回買ったバッテリー。

間違えないように付箋を貼っていましたが、ケーブルがカラフルなのでぱっと見でも区別がつきます。


交換して確認

取り付けてUEFIで確認しますと、

バッテリサイクルカウントが53回と表示され「新品」 というには?な回数です、Windows上から富士通バッテリーユーティリティでも同じカウント数が確認できます。

新品なのに53回・・、あれ?また面倒なことが始まるのかしら?と不安がよぎります。

疑心暗鬼でバッテリーレポートを出します。

交換したのが12/21です。FULL CHARGE CAPACITYが新しいバッテリーの数値に変わっています。

設計容量の45,900mWhがフルで使えると数値になっているので問題はないと思えますが、もう私がバッテリサイクルカウントとか、バッテリーレポートとかあまり信じなくなってきていますので実測します。

キャリブレーションをして変な挙動がないかの確認と、放置でどのぐらいの時間稼働できるのかを確認します。

1回目は到着時98%の残量があり、そこから放置で6時間15分ぐらいの稼働しましたが、1回目のキャリブレーションでは放電時に25%から急激に減ってしまったため、2回目のキャリブレーションをしました。上はその時のグラフです。

2回目はちゃんと100%まで充電してから放電しています。

10:17にACアダプターを外し、バッテリーによる稼働で放置し、17:20にバッテリーが尽きてシャットダウンしました。
はー、なんてすばらしいグラフなんでしょう。

おおよそ7時間稼働。互換バッテリーで、いきなりサイクルカウント53回で心配しましたが、実測の結果、新品と言える性能で合格です。


これでバッテリーの問題は解決しました。

 

まとめ

前回の記事からの続きですが、バッテリサイクルカウントは参考にはなりますが、

回数が少ない=劣化してない

とは一概には言えないという結果になりました。ただし500回を超えているような場合は残量は半分程度になっているのが普通なので目安としては200~300回程度の個体が健全なのかもしれません。

バッテリーレポートは参考になりますが、パソコン本人やバッテリー自身が己の劣化に気づいていない場合があるので鵜呑みにはできません。

個人売買などでバッテリーレポートやバッテリサイクルカウントを掲載してくれている販売者は良心的ですが、ぱっと見は健全のような今回の私のケースのような事もあるので、やはりバッテリーは劣化が少なかったらラッキー程度に考える必要があります。

正確なバッテリー残量や健康度は、私が実施したように放置して稼働時間を実測するしか方法は無いと思いますが、それをやってくれる出品者はなかなかいないと思います。

イオシスさんやGENOさんなど秋葉原で中古ArrowsTabを扱ってる業者は、最低限の品質は担保するので個人売買よりは安全かと思います。

 

次のステップ

防水フィルム復活編へ進みます。
道具は買いましたが、まだ実施してないので、記事として書くのはもう少し先です。
いままで使っていたArrowsTabQ775が、今回の作業から得た知見のフィードバックにより吸気口を掃除したらわりと使えるようになってしまい、緊急度が減ってしまい作業の進捗に影響が出ています。😅