一畳のくつろぎタイム

このブログでは紹介する商品画像をAmazonアソシエイトより借りています。画像やリンクにはアフィリエイト広告が含まれる事があります

2023年7月25日火曜日

Nature Remo E Liteがソニータイマー的に壊れたので分解してみる

Nature 電力モニタリングシステム Nature Remo E lite

 

NatureRemo E Liteと過ごした幸せな日々

スマートメーターを活用したくNature Remo E Liteを買い、こちらの記事で書いたように

https://blogger.kinkuman.net/2022/12/nature-remo-e-litedgs.html

リビングで大きく表示することもできるようになり、電力の見える化することで、節電意識が高くなったし、家電毎にリアルに消費している電力がわかるという新しい価値が得られました。見える化すると節約したくなるという。

特に電子レンジって500Wというけど、実際には1000Wぐらいで動いてるのは意外だった。
時短ではあるが節電家電ではない。
エアフライヤーよりレンジを節電だと思って優先したりしていたけど、違うようだ。


突然の別れファームウェアアップデート

ある日ファームウェアアップデートの知らせが届いており、ファームウェアアップデートをしたらRemo E Liteが沈黙しました。

こういうものはファームウェアアップデートしたところで機能が変わるわけでもないので、やらなければよかったと大変後悔しまして、なんかリセットで治ったりしないかと藁にも縋る思いでサポートへ連絡したりしました。

ファームウェアアップデート後に壊れたので、ファームウェアに問題があるのではないかとサポートへ問い合わせをしましたが、ファームウェアには問題ないという返事で、推測されるに

既に半分死にかけていたが、自転車操業で動いていた。=>ファームウェアアップデートで再起動が入ったために止まった自転車は再び走れなくなった。

という事だと思います。


Nature Remo Eの唯一の不満点

大きなタブレットで電力を大きく表示するために使用するNature提供のAPIで電力を取得する場合、1分に1回しか情報更新がされずリアルタイム電力が得られないことです。

API自体は20秒に1回呼んで良い仕様になっているのですが、1分に1回しか値が変わらないので何度読んでも同じ。

Remo E自体はリアルタイム電力を計測していますが、API経由だと1分前の電力しか表示できないのです。

なんとかローカルでAPIがあったりしないかと調べたり、SSLProxyを設置してRemoのアプリの通信内容を見たりしましたが、アプリはWebSocketを用いて通信しており、一般に提供されいてるAPIサーバーとは別のサーバーへアクセスしているため難しいと判断しました。

 

アップグレードしよう 

サポートさんに聞いてみたところ修理費が11,000円になるという事でした。新規で買うよりは安いとは言え、あと3,000円足せば新しいの変えてしまうぐらい高いです。 (正確には修理ではなく、返品された他の修理上がり品が届く)

修理するつもりだったのですが、また2年で壊れても嫌だなと思い、修理費と同じ金額でラズパイやPCで使えるWi-SUNドングルが買えることが分かったので自作するために

HEMS用 Wi-SUNモジュール, Wi-SUN Route-B 専用
 
 
という事で買いました。

 
 
 

分解しよう

自分の中でRemo Eは修理しない事が決まったので分解します。

どのようなハードウェアを使っているのか興味がありますし、原因によっては直せるかもしれません。

どう開けたらよいのかわからないため、横からメキメキとへし折っていきました。

さらに中の蓋になっているプラパーツをへし折ります。
中が見えると、構造が少しわかりました。プラグ側のプラスチックプレートを外すのが正解の分解方法のようです。
プラスチックプレートを外し、ねじを外すと、そのままスライドできることが分かります。
プラグ部分は基盤直結ではなく、取り外し可能でした。
ここで基盤とつながるようです。

中身を出します。基盤が3枚でてきます。

電源基盤、制御基板、WI-SUNモジュールのようです。ここで、TESSERA TECHNOLOGYの名前が書かれた基盤が出てきて、MB-RL7023-11というパーツでした。

これって・・・、再利用可能なのでは・・・、SB-08EというUSBでつながる3300円の基盤を買えばもう買ってしまったUSBスティック型のRL7023買う必要なかったのでは?

まぁ過ぎ去ったことはどうにもできないので分解を進めます。

電源基盤、症状が電源が入らないので、たぶんこれが死んだと思う。これの代わりを作ればそのまま使えそうですが、ハードウェア知識がないのでわからない。
次の画像は画像内のコメントを間違えてますが、電源基盤の裏側です。白い基盤がうっすら焼けてます。
電源基盤です。画像のコメントが間違ってます。

 

真ん中の基盤にチップがありました。割と有名なチップでArduino互換でWifiが使えるESP32-WROOM-32D(XX0H64)というチップです。しっかり調べてませんが、秋月とかで1500円ぐらいで買えそう。

この部分がRemo Eという製品をなしているNature社が作ってる部分でしょう。

MB-RL7023-11の裏側です、TESSERA TECHNOLOGYに載ってる画像と同じです。


分解したまとめ

 Nature Remo E LiteはArduino互換という事なので、電子工作的な作りだった。

いつもポカポカ暖かい状態で熱がこもる構造なため、寿命が短く死ぬのは納得。

MB-RL7023-11だけで11,000円するため、ESP32-WROOM-32Dと周辺が2000円ぐらいだとしても13,000円ぐらいになるため、RemoE Liteの定価14,179円は決して高くはない。ほぼWi-SUNモジュールの金額だとわかった。