イオシスさんで買ったARROWS Tab Q506/MEですが、完全に持ち歩きタブレットとなりました。
この機種はWifiモデルなため、携帯電話ネットワークへ接続する事ができませんが少しの勇気と破壊してしまうリスクを許容する事、数千円程度のお金があれば対応可能だということです。
Ko Onuma様の記事
https://note.com/ohnuma/n/nf55363433f5b
必要な事を全部調べてくださっています。
材料揃えて真似するだけでよいのは大変ありがたいです。
Ko Onuma様の記事の記事だけでも大丈夫そうですが、自分が実施に当たって細かい疑問点や気づいたこと入手先なども共有したく記事にします。
必要なもの
まず、WWANカードです。Amazonで手に入ります。そのまま買うと3980円でまぁまぁ高いので
新品&中古品 (3)、以下から: ¥1,888 + 無料配送
のリンクをクリックしてE-SKYさんという中古PC専門店さんから買うことにしました。
「動作確認済み」とのことなので、おそらく大丈夫でしょう。
Sierra Wireless AirPrime EM7330 M.2 4G, LTE, 3G, GSM, HSPA+ WCDMA対応 WWAN ワイヤレスWANモジュール (技適あり、DOCOMO MVNO sim専用) |
この類のものは悪くなるものではないので、中古で十分でしょう。
次はアンテナです。
以前X1Carbonで同じような事をした時はアンテナがあったので不要でしたが、今回は必要です。
Ko Onuma様の記事だとAmazonの方のリンク先が変わってしまったのかサイズが合わない間違いの方のU.FLのアンテナが出てきてしまうので、こちらのMHF4が正解です。
汎用 3G 4G LTE EDGE GSM W-CDMA CDMA UMTS WWAN ワイヤレスWANモジュールなど用ミニサイズアンテナ 2本 (MHF4 Cable=120mm) |
WWANカードの固定ねじ
もう一つできればあったほうが良いと思ったのが、M2スロット用の固定ねじです。
うちにはマザーボードに付属してきたものがあったので、作業止める事無く完了できましたが、M2はできれば留めたほうが良いかと思います。
アイネックス M.2 SSD固定用ミリネジ PB-044 |
開けるツール類
今回はドライバーでやってしまいましたが、すっごい苦労したのと、見えないところだけども傷つける原因になったため、裏蓋開けるための機材も欲しいと思いました。
こういう事する機会がなぜか多くなってきたので、今度何か買うときに買おう。
こんな感じのギターのピックみたいなやつとか |
2,3日で届きました。
EM7330とアンテナ |
EM7330には元々ついていた機材でクッション材みたいのが張られておりそのままでした。特に剥がす理由もないのでそのまま使います。 |
作業開始
Q506の分解情報のあるこちらのWikiを参照に作業します。https://parame.mwj.jp/wiki/?ARROWS_Tab_Q506_ME
もちろんシャットダウンさせましょう。
可能なら高速スタートアップを解除したほうがいいかも。
まず裏蓋を外していきます。
引っ張って隙間を広げて、横に隙間を広げて少しずつ外す感じです。
USBの口がある方から良いらしい |
マイナスドライバー的なものを刺してすこしずつあけます、ちゃんとしたツール使ったほうがいいです。 |
このあたりまで外れてくれば楽になりますが、とてもしっかりハマってます。ゆっくり外します。 |
なんとか綺麗に剥がせましたが、裏ブタの下の方をドライバーで傷をつけてます(*_*) |
蓋がついていますが、オミットされているだけでペンを入れる場所はあるようです。 |
蓋を外すのに結構苦労しましたが、単に両面テープでつけてあるだけでした。 |
100均で買ったペン刺してみたら、ペンの幅はぴったりだった |
wiki通りにボタンを脱落しないように止めてるパーツを外します。簡単に取れます。 |
カバーを外して見えたねじを全部外します。マグネットドライバーとかあれば良いですが、ない場合は意外とピッチリはまってるので磁石的なものがあるといいかもしれません。なかったら逆さまにして重力でしょうか。 |
外したねじは元の位置に戻せるよう外した位置に置いておきます。端っこだけ違うねじが混じっています。 |
置いておいた背面カバーを蹴ったり、作業中にひっくり返してしまったりすると位置が全くわからんくなるので、 時間がかかるようならセロテープとかで貼っとくとよいかも。
子供とか動物要注意。
また外しの作業です、裏蓋ほどは苦労しませんがゆっくりとすこしずつ防水ゴムみたいのがピッチリ張り付いてるのを剥がすイメージです。力はそこそこ必要です。 |
このあたりまで外せられたらもうほぼ、終わり、がっちりとした爪のようなものはなかったと思うので、全体的にまんべんなく防水ゴムの粘着をとるような感じ。 |
フレキシブルケーブルですが、抜け防止のロックがかかってることは把握をしてますが、どこがロックの部分なのかよくわからなかったので、書いておきます。
白いところがロックで、立てると外れました。 |
矢印のつけてある黒い部分を立てます |
これでやっとこさ背面カバーと合わせて3枚におろせました。<゜)))彡 |
オミットされているSIMカードスロットの封印しているシールを外します。 |
フレキシブルケーブルを固定している黒いロックを外して、ケーブルを外します。右側にも白いケーブルがあるので注意しながらひっくり返して裏側の白いケーブルも外します。 |
SIMスロットを封印していた黒いシールの裏側には抵抗っぽいものがついていたりして、はがして部品が一緒に取れたら嫌だなと思いましたので、裏側ははがさないで、はさみでいらないところだけ切断しました。 |
SIMカードを刺してみるテスト
Ko Onuma様の記事に欠けてないほうを入れると向きは書いてあるのですが、少しわからないところがあったので調べました。
向きはこの向きで間違いなさそうです。 |
マニュアル見てみると、SIMカードトレイがあるようですが、ここは説明書上のハードウェアとは仕様が違っているようなので、参考になりませんが向きは一致します。
https://www.fmworld.net/biz/fmv/support/fmvmanual/pdf/B5FK/B5FK6641.pdf
抜き出す仕組みは本当にありませんでした。
Ko Onuma様の指摘通りにセロテープでベロをつけておきます。ベロが邪魔にならないかこの状態で刺して問題ないか確認します。 |
外したSIM/SDスロットのケーブルとねじを、元に戻します。
本命のSierra Wireless EM7330を設置していきます、M2に刺すだけなので迷わないのですが、衝撃で外れたりしてまたこの作業をするのは嫌なので、M2固定ねじを使います。なければテープ的なものでくっつけてもいいかもしれません。
M2ネジはすごく短いねじなので、ほかのものでは代用は難しそうです。
ここまでくればカード刺すだけ
アンテナの貼り付け位置ですが、資料の方に
とあるので、マネして5のあたりにくっつけました。
買ったアンテナには両面テープが最初からついていますので、貼り付けるだけです。
逆側も同じように、こちらは大丈夫ですが最初の方は少しケーブルがあまるのでの邪魔にならないところに取り回しをします。 |
これで必要な作業は終了、まだパックリ開いていますが、動作確認を取ります。
外れている液晶と本体をつなぐ2本のケーブルを外したときの要領で再度接続して固定。
起動に必要な電源ボタンと音量ボタンだけ押せるように置きます。 |
まだパッカーン中だけど、起動して一安心 |
そのままWindows10を起動し、まずはWindowsマークのスタートボタン(メニューが出るやつね)を右クリックしてデバイスマネージャーを出してEM7330がいることを確認。
そのまま設定アプリから携帯電話を表示し、APNを追加してらなんのトラブルもなくDocomoのLTE につながりました。
ここの内容は下に書きます。
設定アプリから携帯電話の詳細オプションへ |
APNを追加しますをクリック |
うちはBIGLOBE SIMなのでBIGLOBEのAPN情報を入れます。 |
APNが追加されました。 |
特に再起動しなくても普通につながりました。 |
接続テストをします。
まぁ、問題のない速度でしょう。 |
正常に動いている事が確認できたので、閉じていきます。
戻したあとに、ボタンを入れていきます。最初に外した固定のパーツで止めます。 |
最初に置いておいた位置にねじを戻して、おしまい |
背面カバーは外すのは至難の業ですが、はめるのはとても簡単でパキパキパキと爪がはまっていき、爽快です。