一畳のくつろぎタイム

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2024年5月13日月曜日

お財布分け白魔法とお財布分け闇魔法(ポイント制度)

 中華チェーン店の日高屋に行ったところ、dポイントが貯まるようになったらしく、レジで店員さんが会計のたびにdポイントカード持っているか聞いていました。
それで、ふと感じたことをまとめてみました。 

 目次

  • お財布分けとは?
  • 私のドケチ対策
  • 黒歴史
  • お財布分け(白魔法)の効果
  • ポイント制度は強制お財布分けの側面がある
  • 闇魔法の種類
  • 闇魔法にかけられているか判断する方法
  • ポイ活(お財布わけ闇魔法)に対する個人的な見解
  • まとめ

お財布分けとは?

 お財布分けは、基本的には貯蓄のテクニックだと私は認識しています。
持っているお金に用途を決めて、使い過ぎを防いだり、自分への投資となるお金をケチらないようにしたりするために使えます。

例)
  • 買いたいものがあるため、月の食費を3万円以内に抑えるために、食費用財布を決めてその金額内でどうにかする。
  • 貯蓄目標があるため、常に2万円を給料が入ったらすぐ抜いて、残ったお金で暮らす。
  • 資格の試験を受けたいが、書籍代や試験費用が高くてきついが、あらかじめスキルアップの為のお金を毎月給料の中に決めておいて、必要なお金の出し渋りを防ぐ。
など、用途が決まったお金を決めて暮らすという事です。

私のドケチ対策としてお財布分け

独身でいたころ女性とお出かけやデートするに当たって決めていた事がありました。
それはデート費用はお給料もらった時点で分けておいて、自由に使える財布とは別にしたことです。

今思い出すと恥ずかしい20代黒歴史

なぜそんな事をしたかというと、自分のケチレベルが高すぎて困ったのです。お茶するためにカフェに入って一番安いという理由でエスプレッソ飲んだことがあります。

それでいて「濃い」とかほざきます。田舎から出てきた20代、お子様すぎてエスプレッソをなんとなくコーヒーの種類としか知らなかったとはいえ恥ずかしい。

先ほどのエピソードはカフェに入店できているだけまだまし、「相手がちょっと疲れたね」とか「口かわいたね」などと言っても、超絶くされケチ野郎なのでカフェにそもそも入りたがりません。自販機かコンビニでいいじゃないかと言います。200%モテないどころか、百年の恋も冷めるレベルです。

 

お財布分け(白魔法)の効果

それで交際費用財布を作りました。無理のない金額を決めて、この財布のお金はデート以外には使わないし、デートでは使い切って構わないと。もし使い切らない場合は繰り越されるがデート用途以外には使えない。 という自分ルールも策定しました。

するとどうでしょう、クソケチ野郎少し気前がよくなりました。用途を決めたお金なのでカフェに入店できるし最安エスプレッソじゃなく自分が好きな飲み物を頼みます。

ご飯屋さんを訪れても、一番安いメニューではなく、ちゃんと好きなものを食べたりおごったりもできます。

銀座で1500円の高級かき氷もケチる事なく食べることも出来ました。

お財布分けの白魔法によって、妖怪人間エスプレッソクソケチ野郎が普通の人間になれたのです。


ポイント制度は強制お財布分けの側面がある

ヨドバシカメラが発祥だと聞いた気がするポイント制度です。
これを私はお財布分け闇魔法だと感じました。

クレジットカードのポイントやら、マイルだとかヨドバシポイントだとかポンタだとかVカードだとか種類は違いますが山ほどあります。

私もポイントは何種類かもっており、クレジットカードによって購入したものに対して家電量販店のポイントが勝手についたりしています。

家電量販店のポイントですが、忘れていると5千円程度貯まっていたりしますが、このポイントを私は軽んじます。

このクソケチ野郎がです。安いという理由だけでエスプレッソを飲んだ人間が5千円という大金を軽んじます。自分でも驚きます。

具体的に説明します、その家電量販店の価格が最安ではなかったとしてもポイントを使って買えば0円で買える場合にその家電量販店で買い物をします。

クソケチ野郎が最安で買わない。恐ろしい事です。

家電量販店のポイントから電子マネーなどもっと汎用的に使える変換可能だったりしますが、変換効率が良くないので損な気がしてクソケチは変換しません。

そうなると、その家電量販店専用お財布ができるわけで、その家電量販店で売っているものにしか使えない用途の決まったお金(ポイント)なので気前よく使うという事です。

先に書いたデートの黒歴史を白く塗り替え、妖怪人間エスプレッソクソケチ野郎がまっとうな人間として生きることができたお財布分け魔法と同じ効果が働いています。

私はこれをお財布分け闇魔法と呼ぶことにしました。

 

お財布分け闇魔法種類

私が感じた闇魔法効果を挙げていきます。 

ポイント無効化効果

ポイントには1年程度の有効期限があり、切れる前に使おうと考えると普段より強力な魔法にかかります。 

セールなどでポイント還元率を高く得られたポイントは有効期限短縮の闇魔法増幅効果が付与されているため、散財しがちです。  期限切れで失うのだったらいらないものでも買ってしまいます。

人は金額が同じでも得をするより、損をするほうを嫌います。たとえ1000円でも、貰えなかった事より奪われるほうが精神的にキツイという心理をうまく活用しています。

囲い込み効果

特定のお店、特定のグループ企業の範囲でしか使えないポイントは完全にお財布分け魔法に該当してしまい、せっかく貯めても散財しがちです。
使う場所がないと「ポイント無効化効果」も同時発動する場合も多く、気が付いたらポイント消滅、またはいらないものを買って散財ということになる場合が多いです。

ほか1ヵ月程度の有効期限しかないポイントを勝手に与えて、  なんかポイント残高が増えているのでなんだろう?と見に行くと、利用範囲がかなり限られたポイントが付与されており、勿体ない気がして利用できないか検討させる魔法もあります。

達成効果

楽天やPayPayのようなポイント企業はポイント倍率を利用者がコントロール可能にするポイント増幅魔法を用意してくるので怖いです。

月いくらまで買うと、ポイントが+0.5倍される。ポイント企業のカードで決済する+1倍になる。証券口座を開くなどのクエストを与えてきて、達成できるとポイント増幅魔法の効果が上昇するので、達成したくなってしまいます。

ちょっとしたゲーム性もあり楽しいし、自分が得をしているという充実感、節約に勤しんでいてがんばっている感覚すらあります。

一般人は1%のポイント還元なのに、自分は3%や5%ものポイントが還元されているというのは優越感を感じられるかもしれません。

たくさんたまったポイントは数値化され目に見えます。使うとその頑張りを失ってしまうような気がして使わずに貯めたくなる衝動があります。 

頑張って貯めたポイントには保有効果の心理が働き額面以上の価値を感じる場合もあります。

クエスト達成により得られるプレミアムユーザーとか、VIP会員、ゴールド会員などの「称号」も自分が特別であるように感じて魅力です。


闇魔法にかかっているか判断方法

次のような場合は、闇魔法によって判断が捻じ曲げられている可能性があります。

現金ではその値段で買わないが、ポイントなら買う

その商品を現金だったら買わないけど、ポイントならば買ってしまうという判断ができる場合、お財布分けの魔法が闇魔法としてかけられていると考えて間違いないと思います。

ポイントがたくさんつくから買う、安いから買う

本当に自分が欲しいものが安くなっているならば良いのですが、自分が欲しいと思っているものではなく店側が出したお得商品一覧の中から選んでいる時点で魔法にかかっています。

もしかして私損してる?

お店などでポイントカードを持っているか聞かれて、持ってない場合にポイントが付かず損してると感じたとき。

有効期限が近いポイントがあるので、現金を足して使い切ろう

300円分程度でも、貯まったポイントが無に帰るのは勿体ない、300円では何も買えないので、現金を足して何か買おうと考えたとき、ポイント無効化効果に踊らされています。

使い切る目的だったのに、その買い物結果で新たなポイントが付与されてしまい、もったいないため、たいして買い物をしないそのポイント制度を捨てずにキープすることにつながります。そして有効期限が近くなった時に同じことが繰り返されます。


ポイ活(お財布わけ闇魔法)に対する個人的な見解

ポイント制度はお財布分け闇魔法の匂いがすることを理解してからは次の運用をしています。

  • ポイントは意識して貯めない
  • 色々なポイントは持たない(厳選する)
  • 現金の支出を抑えらえるタイミングがあるのならばポイントは即使う
  • 年間500円以下しかたまらないような利用頻度ならそのポイント制度は捨てる。

と決めています。

 

まとめ

妖怪人間エスプレッソクソケチ野郎が過去の恥を晒して何を言いたいかというと、 

気をつけていないとポイント制度は、お財布分け闇魔法

にかかる恐れがあるという事です。

私の黒歴史では、ケチすぎて相手に幻滅されないために自分で自分に魔法(バフ)をかけました。

しかし闇魔法の場合、自分でかけたような気がしますが、ポイント提供企業に魔法をかけられています。ポイントボーナスなど、闇魔法の対価は魅力的であり、わかっていて望んで自分からかけられに行っている側面はあります。

中には闇魔法だとわかっていて最大限に使いこなす闇魔導士もいます。 現代の闇魔法使い、錬金術士たちは嗅覚の鋭さに尊敬します。彼らはお得なときだけ使い、お得でなくなった場合に即引き上げていきます。

節約意識やポイントがたくさんつくように工夫して買い物したり、ケチケチして大切に貯めたはずのポイントなのに、なぜかパーと使ってしまうという矛盾。

ヤバイ黒歴史を持つ妖怪人間エスプレッソクソケチ野郎ですらこの闇魔法に抗えないのですから、一般人はきっとやられてしまうのではないのでしょうか?

記事を見直してみると、私のようなケチにより強く闇魔法にかかるような気がしてきました。

ちなみに1%ポイント還元で10000ポイント貯まった場合、100万円使っています。
3%だと33万ぐらいお金を使った計算になります。
高還元率で10%だった場合でも10万円です。
もしも、そのたまったポイント分の現金支出が買わなくてよかったもの、節約できるものだったとしたら、どうなのでしょう。

みんな儲けた、得した話はするけど、元手がどれだけかかったかはあまり言わないんですよね。