マカフィー(Mcafee)といえばウイルス対策ソフトを古くから手掛けている会社ですが、まともに利用した機会はありません。
フリーソフトなどをインストールすると、見えにくい場所に同時にインストールするチェックが付いていて勝手に入ってくるといった事や、
ぼんやりしながらAdobeAcrobatReaderをインストールすると謎のMcAfee Security Scan Plusがインストールされたりと、あまり良いイメージがありません。
恐怖マーケティングをするセキュリティ会社
メーカー製PCで、マカフィーリブセーフというソフトがプリインストールされているPCを触る機会があり、
これはAdobeReaderのおまけ品よりは普通のソフトのようですが、アンインストールをしようとすると次のような不安を煽るような画像が出てくる。
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フードを被ったお兄さん |
文言と一緒に見ると、この画像は「ハッカー」に見えるわけです。
「アンインストールすると、ハッカーに攻撃されるけどいいの?」という事である。
うわ、不安を煽ろうとする嫌なやり方。
まともなセキュリティ会社がやることではない。
スピリチュアル系と同じやり方
こういうやり方を「恐怖マーケティング」や「不安商法 」と呼ぶそうです。
怪しい占い師に相談に行ったら、パワーストーンを買う事で不幸を回避できる的なものと本質的には同じです。
なぜプリインストールされているかと言うと、PCメーカーにマカフィーがお金を払ってプリインストールしてもらっているそうです。
自分で選んでいないソフトをそのまま使用してしまう人たちを狙った商売なので、ここにお金をつぎ込むわけです。
他の会社も程度の違いこそあれど、同じようなことはしているのでマカフィーだけが悪いというわけではありませんが、ちょっと鼻につくんですね。
まだアナログハックの方がまし
Baidu IME(baidu ime アンインストールで検索してみるとわかります)もアンインストール時にもう少し使って欲しいと訴える仕組みが入っていますが、美少女が泣きながら訴えるというアナログハックという方式です。
ヘローンの幻想第四次空間さま👇で画像が参照できます。
https://heroon.blog.fc2.com/blog-entry-243.html
簡単に説明すると人の情に訴えるタイプですが、こちらの方が笑えたり面白いと思えるだけましだと私は思います。
まとめ
セキュリティ対策ソフトを導入するのであれば、こういうマーケティングをやっていない誠実な会社の製品を選ぶ方が良いように感じます。
昔会社で使用した、ESETは真面目にやっている印象があります。
基本的にはWindowsDefender(Microsoft Defender)で十分です。
一番のセキュリティホールは人間なので、教育やセキュリティインシデントが起こった場合に被害を最小限に収める環境を整えることが大事です。
読んだことのある紹介できる本は、ちょっと古いのですが、こういう本もあります。
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システムを攻めるより人間をだます方が簡単なケースが多い |
セキュリティソフトにお金を払って幻想の安心を買うより
- 離席するときは画面ロックをする。
- パスワードは使いまわさない。
- ブラウザにパスワードを記憶させない。
- ファイルサーバーにはパスワードを設定し、OSに記憶させない
- メールヘッダが表示できるまともなメーラーを使う
- OSはセキュリティパッチが適用されるサポート範囲のものを使う
- 定期的にバックアップを取る
- よくわからないサーバー機能は立てない
- 謎のVPN業者へ接続しない
といった対策をすることが重要です。