Soundcore3 5990円ですが定期的に4990円ぐらいになります |
2018年3月に買ったSoundPEATS(サウンドピーツ) 製のP5という防水スピーカーの電池が逝ってしまい。USB電源つないでいないと使えなくなってしましました。
後半電池の持ちが悪くはなりましたが、1~2時間再生は問題なく、4年間ちゃんと使えた良い製品でした。
SoundPEATSの印象が悪くないので、同社製の防水ポータブルスピーカーを探しましたが、今はイヤホンに主力をシフトした模様で、作っていなかったために同じように使えるスピーカーを探すことになりました。
リーズナブルで品質もほどほどなものと考えたらAnker製しか残りませんでした。前機種のSoundcore2なども今でも買えるため悩みましたが、新しいSoundcore3を選びました。
SoundCore3を購入
到着し、スマホとペアリングして音楽を聴いてみるとサイズの割には良い音を出します。
アプリと連携も可能で、イコライザーで低音少な目などに変えられるのも良いです。
で、SoundPEATSのP5スピーカーが担っていた、お風呂での音出し作業(Amazonプライム視聴やカラオケ)をさせてみたら・・。
やばい、めちゃくちゃ音が遅れる
amazonでほかの方のレビューを見ると、遅延の事もちらほらと見受けられる。こんなに遅延があるなんて予想もしなくてミスったと感じました。(追記:今はレビューが私の記事で改善されているのがうれしいところ)
映画やアニメなど、口が動いて声がでるまでに違和感がある。
カラオケやってみたら顕著になり、カラオケの歌詞文字とずれ過ぎて混乱する。
前向きに考え、歌詞に惑わされずに音をしっかり聴いて歌う練習だと考えましたが、やはり違和感は拭えません。🤔
Ankerブランドなので品質とコスパに優れるだろうと思い込んでそんなに下調べせずに買った事に後悔しました。 (←ハロー効果?)
でも後悔は不要でした。私が粗忽者なだけでした。
なんとか遅延をなくす方法をネットで調べたりしていましたが、この記事を書いた当時はそういう情報がなく絶望、でも、ふと本体見ると点滅してるLEDがあるんです。
点滅LEDの意味を調べる
音が出て使えているので気にしていませんでしたが、Ankerのサイトなどで説明書を参照して意味を調べるとBluetoothのペアリング状態のまま使用している状態だった。
一般的なBluetooth機器は接続できてペアリングが終わると自動的にペアリングモードが終了しますがSoundcore3はPartyCastなどいろいろ機能があるせいか、自動で終わらずモードを明示的に終わらせる必要があったようです。
具体的にはBluetoothマークのボタンを長押しする。するとBluetoothマークのLED点滅がなくなるので変化はよくわかります。ペアリングモードのまま使える機器ってあまりないのでそういう考え自体が出てこなかった感じです。
普通レベルに改善する
カラオケアプリで遅延の計測をすると、703msから455msに変化し250msぐらい変わりました。数値は対策前で800ms~700ms、対策後で450~380msとあきらかに違います。
上が改善後、下が改善前 msecは1000分の1秒 |
約0.7秒と約0.45秒では大違いです。
0.4秒ぐらいの遅延ならばBluetoothのA2DP、SBCの遅延レベルなので普通です。
上に示した測定に使用した
カラオケアプリの遅延測定は、スピーカーから出た音がマイクに入ってくるまでの遅延を測るものなので、スピーカーまでならもっと遅延は少ない0.2~0.3秒だと思います。
Soundcore3の遅延が気になるあなた、BluetoothのLEDが点滅していませんか?
私と同じだとしたらBluetoothのボタンを長押しするだけで幸せになれます。
自分が調べても情報がなかったので、みなさんが同じ轍を踏まないように共有しました。
(追記:そうしましたらAmazonでAnkerのセールがあるたびにたくさんのアクセスをいただいています。)
SBCの約0.2~0.3秒の遅延が気になってしまうという場合は残念ですが短縮する方法は無いと思います。
SBCの遅延はCodecの仕様として220ms(+-50) あります。
情報参照元(Impress AV Watchさん)
SBCの0.2~0.3秒の遅延はメーカー側で何か小細工(ゲームモードのような)をしていなければ仕様なのでユーザー側の頑張りで短縮できないものだと私は思っています。
SBCについて興味があれば
私が以前SBCについて自分が納得するまで調べた記事です。ごちゃごちゃ書いてあってわかりにくいですが興味があればどうぞ。
Nest Hubが対応するBluetooth規格の調査とBluetooth疑問解消
ついでにしばらく使ったレビュー
モバイルバッテリーで評判の良いAnker製のせいなのか使っても電池が全然減らない。週に5~7時間ぐらい平均で使っていると思いますが、 減らないので充電が2週間に1回程度。
SoundPEATSのP5はもう少し充電していた感覚があるので、さすがAnkerといったところでしょうか。これだけ充電サイクルが長いと長持ちしそうです。
SBCの遅延は商品によってさまざまですが、SoundCore3は特になにか遅延抑制の工夫が入っているような事はなく、普通という評価です。
お風呂でカラオケは出来ています。
Bluetoothでカーオーディオに接続できない車で音楽聞きたくて、後部座席においてみたらやや力不足を感じました。サイズなりの音量というところです。
ディフォルトでは低音が強い味付けですが、設定で変更できます。
初代SoundCoreの一部はリコール対象
初代SoundCoreをお持ちの方がいらっしゃったら、確認するとよいと思います。
特定の型番(A3102016)かつ、ブラックモデル限定のようです。
SoundCore2やSoundCore3は対象外です。
https://www.recall.caa.go.jp/result/detail.php?rcl=00000032193&screenkbn=06