動作確認済みジャンク |
生成AIのためにGeforceRTX3060を買いましたが、AIソフトウェア実験用PCに装着されており普段用ではありません。
普段用PCにはRadeonRX580を使用していますが、仕事に使う環境なので壊れると困まります。
そのため実験用に余ったPCパーツと、100均で買えるものが集合したほぼゴミのようなPCがあり、ESXiを動かしたりフツーにWindows10で動かしたりと実験機として使っています。
一時期、ESXiでGPUパススルーをやりたくていろいろ調べていましたが、寄せ集めパーツ(GPUがGTX750Tiだった)だと何かと苦労やできない事が多く、ESXiでパススルーOKというGTX1000番台が安く手に入らないか考えていました。
秋葉原でGTX1050無印(動作確認済みジャンク)が3000円で売っていたので確保してきました。
書いてあること
- パーツ欠品ジャンク品でもよかった理由
- ファンが地味にうるさい
- ファン速度調整方法を探る
- ファン交換すればいいのでは?
- ゴミがジャストフィット
- 100均パーツの自称オープンフレームPCもパワーアップ
パーツ欠品ジャンク品でもよかった理由
装着想定のPCがコレ↓だからです。
100均パーツの自称オープンフレーム(全裸)PC(GTX1050装着済み) |
GTX1050無印はVRAM搭載量も2ギガと最低限ですが、parsecや軽いゲーム程度であれば問題ありません。
購入した1050は、なぜ普通より安いかというと
ブラケットがありません。
ケースと固定する部分が無い |
WebでZotac GeforceGTX1050を調べてみますと、普通に売っているモデルは出力がHDMI+DVIという構成のようですが、これはDVIx2という特殊仕様のようです。
このGPUどういう環境で使われてたのか過去が気になります。
装着するPCがアレなんでブラケットが無いことは大した問題ではありません。
それにDVIはHDMIに変換できるので特に問題はありません。
ファンが地味にうるさい
瞬間的にうるさいならいいのですが、ずっとうるさい。
自称オープンケースなので、遮蔽物がなくダイレクトにうるさいです。
騒音とまではいかないレベルですが、文字で表現すると地味にうるさいのです
ネットで調べてみると中古だから経年劣化とか、ジャンク品だからという理由でもなくこの時代のzotac製は同じような問題を抱えていることがわかります。
RTX1050Tiでも同じ問題があるようでした。
ファン速度調整方法を探る
すぐに考えるのは、ファン速度調整です。
GTX1050はツールでファン速度が調整可能だといろいろなブログなどに書いてあり、Zotac製ツールのFireStormをインストールしますが、まったく静かにできません。
この製品(Zotac 1050)の固有問題があり
「ファンスピードは45%が最低で、それ以下にはできない」という仕様らしいのです。
つまりファン速度は45%が下限で、上げることはできても下げることはできない。
45%でうるさい状態なので、これ以上静かにはできないということです。
ツールでファン速度70%など指定すると、ちゃんと制御されファンの回転が上がり更にうるさくすることは可能ですが、20%などに設定してもツール上の見ための数字だけで効果がなく、自動にすると45%に戻ります。
グラボのファンは2ピン仕様ですが、コントロール可能なため、電圧で制御していると思います。同じ2PinでもクロシコのGTX750Tiのファンはとても静かだったので、45%を最低とするGPUファームウェアの問題でもあるのかな?と思います。
カスタムファームウェアはないかと探しますが、RadditなどGTX1050Tiの情報は多いですが1050無印の情報はほぼありませんでした。
公式ではないファームウェアでの更新はGPUがゴミになるリスクも伴うので、あまり手を出したくないところでもあります。
ファン交換すればいいのでは?
以前、RX580にこういう対策をしたので
同じようにマザーボードのケースファンから電源取るようにしてマザーボードにファン制御してもらえればよくね?
と考えまして、グラボのGPU2PinGPUファンを端子を変換しマザーボードへつないでみたところ、ファンがマックススピード100%で稼働して、地味にうるさいから、うるさいにパワーアップしてしまいました。
寄せ集めPCマザー(ASUS B75M-PLUS)の仕様を調べると、
「ケースファン端子は4PinのPWMのものにしか対応しておらず、それ以外のファンをつなぐとマックススピードで動作する」
としっかり書かれていました、ダメじゃん。
ゴミがジャストフィット
自宅にある4pin PWMファンを漁ると、4Pinファンってほとんど持っていません。
CPUファンは割と古いものでも4Pinなんだなぁーと見ていると、GTX1050にそのままポン付けできそうなCPUファンが見つかりました。
Blue Orb Mini
ASCIIで紹介されている記事が見つかった、2008年むちゃくちゃ古い
https://ascii.jp/elem/000/000/133/133346/
ヒートシンクに開けてあるファン固定用穴3つの位置が同じなので、BlueOrbMiniのファンをヒートシンクから外して、そのまま無加工でGTX1050のファンと載せ替え可能でした。
つけて、マザーボードのケースファン端子から電源取得と制御を任せると、かなり静かで稼働していても寝られるレベルの動作音になりました。
半ゴミが役に立ったのと、悩みが解決されかなりハッピーでした。
GPUを使うゲームなど稼働して放置モニタリングし、GPU温度を監視しますが純正のファンが地味にうるさく回っていた時と変わらず、冷却が足りないということもなさそうです。
100均パーツの自称オープンフレームPCもパワーアップ
ついでに自称オープンフレームケースPCもパワーアップ、ワイヤーネットは幅がぴったりなものに変更、マザーボードはプラスチックまな板にスペーサーを追加して安定感と安全性を向上、ケースに固定されないグラボのために余っていたGPUサポートステイを追加、マザーボードはPCI-Expressへのアクセスを簡易にしたかったため、通常の取り付けと逆さまになっています。
スペーサーとGPUサポートステイは100均では手に入らないので、
GPUサポートステイは2018年ごろに上海問屋で買ったものでした、紹介記事
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1155930.html
GTX1050程度では本来支えは不要ですが、ケース側に固定がないので重要です。
スペーサーはこれです。
uxcell スタンドオフ六角スペーサー PCB マザーボード ねじナット M3オス4mm メス6mm 30個セット |
スペーサーって選び方がよくわらからなくて適当に買いましたが、M3オスの部分が微妙にサイズが違ってて、ノギスで測ると商品によって2.9だったり3.1だったりして、元々3.1のところに2.9を刺すとスッカスカで固定されなかったりします。
上の画像の商品は小さめ、2.9mmでした。
別のPCのものは3.1でした。