プライムデーでなんか安いよ!欲しいなら今!
在庫が終わったようです。
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ここから以前の記事です。
ウワサの国産OLEDモニターを買ってみました。
レビュー記事を書いていたらガンダム要素がなぜか入ってきたので、ウザいと思わず温かい目で読んでください。
2023年のブラックフライデーでの一番高額な買い物だったのですが、やっと実用できる環境が整いまして、記事としてはたいへん遅くなりました。
有機ELのディスプレイは液晶ディスプレイと比べると若干高価で、手を出しにくいものですがJOLED倒産品という事もあり標準よりも安価に購入できます。
そうは言っても66,000円結構悩みました。
他の方が評価していないアンチグレア化してどうかという評価や、目の弱い人がパソコンディスプレイとして仕事に使った場合の感想がメインコンテンツです。
まずGlancyです。
倒産メーカーの品という事で、保証が3か月と短い、まぁディスプレイなんて初期不良がなければ数年~数十年使えるものなのであまり気にしません。
壁掛け用ディスプレイらしく、ディスプレイの足(スタンド)が付属しませんが、私はもうモニターアームなしでは生きられないので足なんて飾りです、偉い人にはそれがわからんのですよ。
足なんて・・ |
ディスプレイアーム選択時の注意点
ディスプレイアームについては、固定部分がくぼんでいるため、製品によっては取付ができません。
はまらない・・・ |
最近だとアームに湾曲ディスプレイ用の固定位置を後ろにずらせるパーツがついていたりしますので、そういうのを使えばクリアできる場合もあるでしょう。
後ろにずらせるパーツ |
私はglancy用に、格安アームの中でクイックリリースプレート 付で良いと思っているアームをリピートしました。この商品はglancyにそのまま取り付けできます。
いつも箱はなぜかクサイ・・😂 |
この価格でクイックリリースプレート付はあまりないのでオススメ |
アームはglancyがやたらに軽いため、本体を持ってのアーム位置変更はちょっとやりにくいです。そのためのハンドルとしてアクリルの透明枠があるのかもしれません。
付属品
それから、AndroidTVとして使う事ができる一式(Dongle Q)が付属します。
これはGlancyと切り離して使用可能なので、AndroidTVのセットトップボックスとして他のディスプレイやテレビに流用可能です。うちではかなり古いPanasonicのビエラをいまだ使用していますが、HDMI CECで連携できるためビエラのリモコン操作がそのままAndroidTVを操作でき古いビエラでプライムビデオやTVerなど見れるようになりバージョンアップした感じです。
ガンダムMk-ⅡにGディフェンサーが合体してスーパーガンダムになった感じ?です。
このビエラがあと10年戦えそうな気がします。
古いビエラとDongleQの合体で最新家電に立ち向かえる! |
Glancyには、このDongleQのストレージとして使うために256GByteの極小USBメモリが付属しますが、DongleQは単体で12GByte程度の内蔵ストレージ余剰があるようで、用途から考えるとストレージが必要とは思えないため別の用途に流用して良いと思います。
映像コンテンツのオフライン再生が必要な方は、ストレージ化した方が良いでしょう。
こんなやつ |
グレア液晶にアンチグレアシートを貼る
買ったそのままでは養生用の保護シートが画面とベゼルについており、そのまま使うと一応アンチグレアとなりますが、あくまで養生用のため見にくいです。
ちゃんと使ってみたかったのでアンチグレアシートを買いました。
glancy用フィルムが売っています。
27インチという事でシートもかなり大きく、価格もまぁまぁです。
JOLED glancy EPS269Q01DA 用の 保護フィルム ブルーライトカット 反射低減 |
27インチのフィルムなので、とても大きな箱で届きます。
中身はこんな感じ、貼るためのツールが付いてきます。
シート張りは、ホコリを極力持ち込まないため、全裸で風呂場といういつもの儀式のような作業です。
で、左上をぴったりに合わせて貼ってみました。
すると右と下は2mm程度の隙間ができました。
スッキーマ |
貼った後使ってみた印象では、上はピッタリに貼って、左右は1mmほど隙間を開けて貼るのが正解だと感じました。実用上は特に問題はないのですがバランスがよくなります。
上も1mm開けても良いかもしれません。
貼りなおす気力はありませんし、それほど気にならないのでそのまま使用しています。
上の隙間写真からでもわかりますが、期待通り、普通のノングレアディスプレイ並みに映り込みはしなくなります。写真を撮るのが楽です。
アンチグレアにすることで、鮮やかさなどを気にする方もいると思いますが、
どうなんでしょう?別に台無しになったような感じはしません。目がゴミなので判断できません。
パソコンディスプレイとして使えるのか
画面がつけっぱなしになるゲーム用などならば良いと思いますが、パソコンのディスプレイとして使うのはいまいちだと感じました。
このディスプレイには普通のディスプレイに必ずある待機状態が存在しないからです。
PCがスリープして映像信号が途絶えると、ディスプレイの電源が4秒程度で自動オフになります。待機状態ではないく本当にオフになるため、パソコンがディスプレイの接続がされていない(存在しない)と判断してしまいます。
当たり前ですが、普通のディスプレイは待機状態が存在します。
映像信号が途切れると低消費電力なスタンバイ状態へ移行し、そして再度映像信号が来ると映像が復帰します。
glancyの場合、電源を入れなおして復帰した時に開いていたウインドウが640x480サイズにすべてリサイズされてしまい、数日は直していましたがさすがに面倒になってPCをスリープさせず、画面オフもさせずに何年ぶりかスクリーンセーバーを使いました。
電源入れっぱなしになるため、電気料金も高くなるし、再起動程度でも性能が低いマシンだと映像信号が途絶えるとすぐ電源が切れて不便だしと、あまり良いところはありません。
WindowsのNOEDIDのレジストリをフルHD程度の解像度に設定すれば、ウインドウがここまで小さくはなりませんが、レジストリ設定も面倒です。
どうしてもパソコンディスプレイとして使いたい場合は面倒でも必要な設定でしょう。
消費電力は17~18Wと液晶ディスプレイに比べると高いです。
下段を見てください17.7w |
休憩で離席しているときや、使っていないときにPCのスリーブが使えないのは勝手がよくありません。
パソコンはダメですが、HDMI-CEC対応機器をHDMI1へつなぐと、機器が復帰して映像を出力するようになると、Glancyの電源も自動でONにすることはできます。
しかし毎回Glancyのロゴ表示(オフにできない)から始まるので映像が出るまでに7秒ぐらいかかります。やはり待機状態が欲しい。
マルチディスプレイは最悪
Glancyを複数のディスプレイと組み合わせて使うと、先の待機状態で電源OFFになった場合に、パソコン側がディスプレイが1つ減ったと勘違いして、Glancyに配置してあったアプリウインドウを残っている他のディスプレイに移動してくれます。
つまり次に復帰した場合にglancy上に配置したウインドウがどこかへ行ってしまっているのです。
復帰のたびにウインドウが行方不明になるのでは困ります。
このようなものを使えばEDID保持ができると思います、ちょっと高いので二の足を踏んでいます。
サンワサプライ EDID保持器(HDMI用) VGA-EDID |
それから4Kディスプレイすべてに関連する問題ですが、倍率を100%で使う人は稀で120%から150%程度で使っていると思います。
そうでないと字が小さすぎて読むのが大変です。
Glancy+ほかのディスプレイでマルチディスプレイをした場合、他のディスプレイも4Kで同じ倍率であれば良いのですが、他のディスプレイって昔使ってたディスプレイをそのままサブに格下げして使っていたりする事が多いのではないかと思います。
すると、ディスプレイからディスプレイへウインドウ移動をすると倍率が違いすぎて、違和感があります。Windowsがある程度はうまくはやってくれますが、どうしても違和感があります。
EIZOしか使えなくなった目の弱い人としての感想
これまでいろいろ自分の実体験を元に目とディスプレイに関する記事を書いてきました。今回Glancyを買った一番の目的がこの検証です。
「有機ELは目に優しいのか?」
glancyの画面を見ていてフリッカーを目が認識する事はないのですが、長時間使うことで普通とは違う脳の疲れは感じてしまいました。
「なんか変に頭疲れたな」という感覚です。
ディスプレイによって異なりますが、1時間で脳の疲れを感じるものもあれば、2時間ぐらいで感じるもの、ほとんど感じないものもあります。
Glancyは2時間ぐらい使うと感じるので、フリッカーとしては体への影響は弱い方だと思いますが、ただしEIZOのディスプレイの場合には発生しない「脳の妙な疲れ」は発生しました。
フリッカーフリーではないので善戦している方だとは思います。
輝度はしっかり下げられるので、明るさ方面での調整はききます。
ずっと見ているメインディスプレイではなく、サブディスプレイとして使う分には全く問題はないでしょう。
最後に
このディスプレイはオススメできるかどうかというと、用途によりけりだと思います。
上に書いたような理由で、PCディスプレイとしてはオススメしません。
常にディスプレイがONの状態で使うのであれば、PC利用でもよいでしょう。
消費電力も高いです。
映像は綺麗です、4Kだからか、有機ELだからかは私はわかりません。
普通に物書きやプログラマー的なPC作業していると文字がきれいに見えても見えなくてもどちらでもいいのかな?と思います。
綺麗だから目の疲れが軽減される事は無く、普通に疲れます。
素子自体が発光する有機ELの、目や頭に対する影響が液晶とは異なるものなのか?
という疑問からこのGlancyを買いました。
ダークテーマを使えば真の黒(発光なし)で目が疲れないんじゃ?という実験もしました。
4Kディスプレイを使用した事もなかったし、有機ELのディスプレイも初めて使いました。
経験値としては色々得られたと感じます。
わたしは体にダメージがない事が一番の評価項目なので、同じ金額出すのならFlexScan EV2781-WT買った方がよかったかなと感じています。
EIZO FlexScan EV2781-WT (27.0型モニター/2560×1440/USB Type-C対応/アンチグレアIPS/疲れ目軽減/ホワイト) |
小さい字を頑張ってみていると視力が悪くなるので、ご注意。