最近、飲み物やドレッシングなど、いろいろな食品に
スクラロースやアセスルファムKといった人工甘味料が使われています。
甘いのにカロリーがほとんどない、という点で
「便利」「健康的」と感じる人も多いと思います。
一方で、私のようになんとなく違和感を覚える人がいるのではないでしょうか?
そして、食品メーカー側からは、コストダウン、カロリーゼロで健康志向というデメリットがほとんどない食品です。
うまい話過ぎて疑いたくなりました。
ここでは、人工甘味料について考える際のポイントを整理してみました。
1. 人工甘味料は体に悪いの?
まず前提として、
通常の摂取量で、危険だとされている食品ではありません。
血糖値を大きく上げにくく、
カロリーがほぼないという性質も事実です。
「食べたらすぐに体を壊す」といったものではありません。
2. それでも違和感を感じる人がいる理由
甘味を感じると、体は自然に「エネルギーが入ってくるかもしれない」と準備をします。
これはごく普通の反応で、
砂糖でも人工甘味料でも起こりうるものです。
ただ、人工甘味料の場合は
甘さはあるのに、実際のエネルギーはほとんど入ってきません。
その結果として、
なんとなく満たされない
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もう少し甘いものが欲しくなる
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食後の満足感が弱い
と感じる人がいます。
これは強い不調ではなく、
「はっきり言えない小さな違和感」として現れることが多いようです。
3. なぜ多くの食品で問題なく成立しているのか
実際の食品では、
人工甘味料だけでなく、少量の砂糖と組み合わせて使われていることがよくあります。
この場合、
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脳は「甘い」と感じ
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体にも少しはエネルギーが入り
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全体として違和感が出にくくなる
ため、特に問題を感じずに食べられるケースが多くなります。
4. 一番のポイントは「甘さとの距離感」
人工甘味料の良し悪しは、
太る・太らないだけで決まるものではありません。
大切なのは、
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甘さをどう扱いたいか
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甘いものを食べたときの満足感をどう感じたいか
という自分との相性です。
砂糖の場合は
「甘い=カロリーが入る」という分かりやすさがあります。
人工甘味料は
「甘いけれど、結果が少し曖昧」になるため、
その感覚が合わない人もいます。
5. 「夢の食品」に見える理由と注意点
人工甘味料は、
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甘い
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カロリーが少ない
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罪悪感が少ない
という点で、とても魅力的に見えます。
ただし、その分
小さな違和感に気づきにくいという面もあります。
これは問題が必ず起きる、という話ではなく、
「そう感じる人もいる」という程度の話です。
6. 現実的な付き合い方
極端に考える必要はありません。
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選べるときは避ける
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知らずに摂ってしまっても、たまなら気にしない
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常飲・習慣化は控える
このくらいの距離感で十分ではないかと考えています。
人工甘味料は
善か悪かで決めるものではなく、生活スタイルや感覚との相性で考えるもの
と言えそうです。
7. まとめ
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人工甘味料は危険な食品ではない
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ただし、甘さと満足感の関係が少し曖昧になる
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合う人もいれば、違和感を覚える人もいる
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無理に使う必要も、過度に避ける必要もない
自分の体や感覚を観察しながら、
無理のない距離感で付き合うのが一番だと思いました。

