一畳のくつろぎタイム

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ArrowsTabまとめ

ArrowsTab Q506/ME(防水)、Q755(防水)、Q736(防水)、Q7311/FB(防滴)を使った知見から、書いています。

主に風呂で使うタブレットとして注意点やオススメをしています。

最新モデルはSTYLISTICと名前を変えたようですが、IPX2の防滴モデルが多く風呂タブとしては危険です。

AndroidのArrowsTab F-05E、F-03G、F-04Hも所持していましたが、OSが古くなると使えなくなるAndroidTabよりWindowsTabをおすすめします。

 

 目次

  • ブログ内ArrowsTab関連記事
  • 購入する前に注意する事
  • 風呂で使って壊れないの?  
  • 買ったらすべきオススメ設定
  • ArrowsTab用ソフトウェアの用途と紹介

 

ブログ内ArrowsTab関連記事

 

購入する前に注意する事

  1. リカバリ領域が残っているか
  2. 電池持ち
  3. 防水キャップ等の破損
  4. クレードル、キーボードドックの有無 
  5. 見た目は同じでも防水ではないモデルもある
  6. メモリ増設はできない
  7. Q7XX系のSSD交換は可能だが、防水機能とトレードオフ

 

1 リカバリ領域が残っているか

残っていなくても大丈夫なケースがほとんどですが、Webで配布されていないドライバなどがここに入っています、残っていれば「ドライバ・ソフトウェア検索ユーティリティ」で検索してドライバを取り出したりできますが、残っていない場合はどうにもなりません。

 リカバリ領域がある場合のディスク構成は富士通のサイトに記載があります。

https://jp.fujitsu.com/platform/pc/product/lifebook/1406/recovery.html

Windows10やWindows11の場合、ほとんどのドライバーは自動で適用されますので普通は問題ないと思いますが、SDカードスロットや横に存在する物理ボタンなどが効かない場合があります。

完璧に全機能が動作しなくても、普通にパソコンとして使用できればよいのであれば、それほど重要視しなくても大丈夫です。


2 電池持ち

中古品に電池持ちを期待してはいけませんが、半分程度まで劣化していても1時間30分程度の入浴であればWebブラウジング、プライムビデオ視聴できます。

バッテリサイクルカウントや、BatteryReportの結果はある程度参考にはなりますが、こちらの記事に書いたように
最強お風呂タブレットへの旅路1(入手編~調査編)
バッテリーサイクルカウントが少なかったり、BatteryReportの結果が良くてもArrowsTab自身が自分の電池が死んでいる事に気付いていないだけの場合もあります。

不安がある場合は、IOSYSなどある程度ちゃんとチェックをしているところで買う事をおすすめします。(リカバリ領域があるかはお店の方に聞いた方がいいかと思います)

 

3 防水キャップ等の破損

風呂タブレットとして使う場合、絶対買ってはいけません。
また破損までは行ってなくても、はまらないようなキャップだと困ります。
店頭で買うならば十分にチェックし、ネット経由で買う場合は掲載写真のチェックや、出品者へ確認しましょう。

もしも買ってしまった場合は、お湯で柔らかくなる粘土(材質的にはプラスチックみたいなもの)がダイソーなど100均で売っていますので、それでフタを作りましょう。
ないよりはマシ程度にはなります。

こんな感じの商品

 

4 クレードル、キーボードドックの有無

 キーボードドックは風呂以外の利用にはよさそうですが、普通のノートパソコン並みに場所を取るようになるため、風呂タブレット用途ではクレードルの方が省スペースでおすすめです。

クレードルやキーボードドックは充電台として使用できるため、ArrowsTab本体の端子キャップを外さずに充電が可能になります。

キャップの開け閉めはできるだけ発生させないように使用するのがおすすめです。

クレードルは使用していくと本体との接触が悪くなり、本体を設置しても充電できなくなったりしますが、厚さ2mm程度の紙をクレードルと本体の後ろ側に挟むと接触がよくなり充電できるようになります。それでも充電が不調だった場合は綿棒に接点復活剤を塗ってフキフキしてあげましょう。

接点復活剤

 普通の綿棒は端子に比べて大きいのでやりにくいのですが、マイクロ綿棒があると作業が楽です。

マイクロ綿棒

接触が悪いからとF-03Gの充電端子にやすり掛けをして、結果錆びて取り返しのつかないことになった方がいました。絶対にやってはいけません。


5 見た目は同じでも防水ではないモデルもある

私の持っているQ7311/FBなど新しめのモデルは10世代Coreシリーズ以降などを搭載して、形も違い軽く電池持ちも良く魅力的ですが、IPX2の防滴です。

古いモデルは、ほとんどがIPX5の防水モデルですが、まれにARROWS Tab Q738/SB /SEのように防水でなく、防滴ですらないモデルも存在します。

防滴IPX2の場合でも「お風呂などの高温多湿の場所では使用できません」と明確に書かれていますので実際のところはどうなのかわかりませんが、やらない方が良いです。

Q7311は機会があったら、開けてみて防水フィルムがあるのかないのか確認してみたいとは考えています。


6 メモリ増設はできない

基盤に半田付けされているメモリチップを剥がせるレベルのハードウェアにとても詳しい人ならば可能なのかもしれませんが、普通のノートパソコンのような感覚のメモリ増設はできません。

現在格安で手に入るArrowsTabのほとんどがメモリ4ギガ搭載です。
まれにCorei7を搭載したモデルで8ギガのものもあります。

風呂で使うレベルの用途(カラオケアプリ、Webブラウジング、動画サービス利用、音楽鑑賞)だったら、わりと高速なSSDにスワップするせいか、4ギガで足りないと感じたことはありません。

 

7 Q7XX系のSSD交換は可能だが、防水機能とトレードオフ

 Q7XX系のSSDは一般的なM.2SSDのため交換可能です。
ですが、交換するためには防水機能を壊さなければなりません。
こちらの記事で電池交換のために防水を壊しています。
最強お風呂タブレットへの旅路2(分解、電池交換編) 

SSDも写真に写っているので、交換できるのがわかると思います。

メルカリなどで、「SSDを512ギガのものに交換済み!」と書かれているArrowsTabが販売されているのを見かけますが、防水機能を壊さなければ交換は不可能なのでお風呂タブレット目的では買ってはいけない個体だと思います。

 

 風呂で使って壊れないの? 

 Q506/MEを1年、Q775/Kを3年ほど毎日風呂で使用していますが問題はないです。
シャワーの水がかかることはたまにありますが、バスタブにドボンした事は一度もありません。
それから風呂に置きっぱなしにすることも一切していません。

ArrowsTabのマニュアルなどに記載ががありますが、水が入った場合は本体を振ったりして遠心力で飛ばしたり、風呂のようなじめじめした場所ではないところでちゃんと乾くようにしましょう。

充電のために風呂からは移動するはずなので、とくに意識しなくても乾くはずです。

 

買ったらすべきオススメ設定と作業

ターボブーストの停止

ITエンジニアのコツコツ日記さんが方法を書いてくれています。
ターボブーストを止めれば、当然性能は下がりますが、ファンがやかましく回らなくなったり電池持ちがよくなったりします。

2Core4Thread程度のCPUが頑張ったところでさほど性能は上がりません。
ターボブーストがそもそもないAtom系のCPUを搭載した機種の場合は関係ありません。
おそらくファンもないので。

Hyper-Threadingも止めてやったらどうかと考え試してみましたが、こちらはオンのままがおすすめです。

 

吸気穴の清掃

ファンのある機種限定です。
使用環境にもよりますが、わりとホコリがたまっています。
吸気穴はこちらの記事をみて確認してください。

私のQ775はホコリの塊が出てきまして、除去後は少し快適になった気がします。

 

操作メモ

BIOS(UEFI)起動方法

普通のPCはキーボードのSHIFTキーを押しながら再起動させるとBIOS(UEFI)画面へ行くメニューが呼び出せるが、タブレットとして使うArrowsTabは物理キーボードがないため、その方法ではキーボードをつないだりと手間がかかります。

キーボードがなくても電源ON時に特殊な操作をすることでBIOS(UEFI)画面へ行けます。

ArrowsTab 775  736
電源ボタンを押して電源を入れたあとに 音量-を押し続けてピッと音が鳴るまで待つ。
電源ボタンと音量ボタンの同時押しだと失敗する 

機種によって音量+ボタンの場合もありますが、ボタンが違うだけで操作は同じなので一度試してみるとよいと思います。


スクリーンショットの取り方

ArrowsTabでスクリーンショットを取るにはタブレットの画面下真ん中にあるwindowsマークを押してから、音量下ボタンを押すと取れます。

PrintScreenキーありませんから。

 

 

ArrowsTab用ソフトウェアの用途と紹介

ArrowsTabは中古で入手する機会が圧倒的に多く、大事なソフトウェアが失われている場合があります。
なくても困らないものが多いですが、ステータスパネルスイッチは必要だと思います。

 

<<webから入手>>

富士通拡張機能ユーティリティ

https://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/pc/drvdownload?driverNumber=E1019855

他のツールと連携するため、必須、特に画面はないがこのソフトウェアが他のソフトウェアのベースになっているので無いと他のソフトウェアが動作しない。

 

ステータスパネルスイッチ

https://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/pc/drvdownload?driverNumber=E1020031

色々な機能のオン/オフができる。・・・と書かれた物理ボタンで起動できるが、クリーンインストールされた個体などだと出ない事も

 

 

 バッテリーユーティリティ

 https://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/pc/drvdownload?driverNumber=E1019989

バッテリーの情報が得られるツール、表示項目は機種によってさまざま
画像はQ7311/FBの例、この機種は80%で止めるスマート充電が可能だった。
ほとんどの機種は一番上の「バッテリーの情報」のみ

 

 充電回数や型番など

 

 

 サポートナビ

 https://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/pc/drvdownload?driverNumber=E1019862

あまり使い道はない、本体のシリアルナンバーなど確認できる

 

 

アップデートナビ

https://apps.microsoft.com/detail/9nbjfrl9c9r7?rtc=1&hl=ja-jp&gl=JP

ソフトウェアの更新チェック、ある方が便利だけど、サポート切れの機種はアップデート可能なバージョンまでアップデートしたらその後はアップデートは来ないのでディスクの肥やしになる。

 

アップデートナビの動作に必要

アップデートナビ インストールサービス

https://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/pc/drvdownload?mode=1&driverNumber=E1025995


ドライバ・ソフトウェア検索ユーティリティ 

(リカバリ領域から入手)

無造作にクリーンインストールされてしまっていると失われている場合がほとんど。
OSがクリーンインストールではなく、復元でリセットされている場合は残っています。イオシスさんで買った2台はどちらも存在していました。

なくてもwindows10や11でちゃんとドライバが当たり使えるようにはなりますが、機能があるはずなのに使えていないような場合に助かります。

GENOで買った Q7311/FBはリカバリ領域は失われていました。メルカリで買ったQ736もリカバリ領域が失われていました。

Q775から取り出したドライバ・ソフトウェア検索ユーティリティはQ736でも使えすが、リカバリ領域自体が残っていない場合、検索すべき場所が残っていないので当然機能しません。

クリーンインストールされてしまったとしても、リカバリ領域さえ残っていればLinuxでマウントするなどして取り出す方法はあるようです。

あくまであった方がいいだけで、無くても致命的ではありません。