ありがとう画像リンク作成ツール
去年の年末あたりにこの通知のメールが届き、師走は忙しいし面倒なので放置してきましたが、2024年になり本当に使えなくなりました。
正確にはリンク自体は生きているようなのですが、画像が表示されなくなってしまいました。
私のブログは積極的に商品を紹介して売ろうっていうスタンスではなく、自分が実施した事で使用したガジェットや道具を紹介したいのが主の目的です。
今回廃止されたアソシエイトツールバーの画像リンクは使ったアイテムを紹介するにあたり、商品画像が簡単に取り込めたためとても便利でした。稀にその画像リンクから買ってくれる方もいらっしゃるので、2~3か月に1度小学生の小遣い程度の金額ですがいただけて、ブログを続けるモチベーションにもなっています。
商品画像が表示されないと、せっかく書いた記事がメンテナンスされていない放置記事みたいになってしまい、見た目が大変よろしくないため、年明け早々対応することにしました。
はじめまして商品情報API
Amazonからのお知らせでは
該当機能をご利用のお客様は、大変お手数ですが該当バナー及びウィジェットをコンテンツから削除して頂きますよう、ご対応をお願いいたします。今後のPCを使ったリンク作成には、 アソシエイト・ツールバー及び商品情報APIをご利用ください。ご理解の程よろしくお願いいたします。
と書いてあり、商品情報API(product advertising api)を使いなさいという事です。
これ以降PAAまたはPAAPIと略します。
この商品情報API=プログラミングという図式が頭にあり、めんどくさいという感覚をもっていたのも対応が遅れた理由です。
一応プログラミングはできる人間なのですが、Amazonが気が変わらないかな~と思っており、年明けて画像が表示されなくてズダボロの自分のブログを見てやっと重い腰を上げたのですが、調べていくとどうやらプログラミングしなくてもよさそうでした。
ちょっとハードルは高いが代替機能はある
Akira さんという方が大変丁寧に書いて共有してくださっています
https://blanche-toile.com/tools/amazon-associate-product-images
要は商品情報APIのテストツールを使うとアソシエイト・ツールバーの画像リンク作成機能とほぼ同等の事ができるという事です。
ただ廃止された画像リンク作成機能のようにボタン一発ではないので、 ちょっと手間がかかりますし、PAAPIの利用可否が影響するので誰でも使用できるわけではない。
PAAPIが利用可能な方はAkiraさんのページをよく読んで対応しましょう。
一回できてしまえば昔の画像リンク作成機能と同じ手間で使えます。
PAAテストツールのHTML(最近ちょっと欲しいもの)
こんな感じです。なんだか左に寄るし画像が小さいです。
何もしないとテキストが画像の横に回り込みます。
CSSをいじってもいいのですが、いちいち変更するのもめんどくさい。
いままで画像リンク作成ツールが作ってきたHTMLと若干味付けが違うのが気になります。
PAAPIは今より過去30日間に売り上げが発生しないと使用できなくなりますが、出力したリンクは有効なので売り上げの発生したときに一気に作り上げるのが良いです。
しかし、私のサイトのような売り上げが数か月に1回程度のサイトでは常に画像リンク作成が使えないので困る場合があります。
幸い12月~1月上旬はPAAPIが使用可能だったため調査ができ、結果から常に使えなくてもどうにかする方法を考えてみました。
12月に私のサイト経由で買ってくださった方、 本当にありがとうございました。
おかげでこの記事が書けています。
30日売り上げがなくてPAAPIが使えないときの対策
30日売り上げがないとPAAPIは使用できなくなります。
この記事書いてる途中で検証だけして面倒で放置していたら過去30日売り上げがなくてPAAPIが使えなくなっていました😅
画像リンク作成ツールが提供していたもの
今回の問題を整理分解すると、もともとの画像リンク作成機能は
- 商品画像の取得
- リンクの作成
- HTMLの作成
の機能を有しており、今回使えなくなったのは1と3です。テキストリンクを作る機能は継続して提供されています。また昔作った画像リンクは画像が出ないだけでリンク自体は有効な気がします。
商品画像の取得先
PAAPIを使うと画像は m.media-amazon.com というサーバーから取得しているようで、上に掲載したバッファローのSSDの画像は自分のPAAPIが使用できたときに作ったものは
https://m.media-amazon.com/images/I/41qL+TXLzwL._SL160_.jpg
というURLで返されました。(ソース見てもらうと確認できると思います)
他の方が自分のwebサイトでAmazonPAAPIを利用したサービスを提供していますが、そのようなサイトで同じ商品をASINで検索して結果画像のソースを見てみますと
https://m.media-amazon.com/images/I/41qL+TXLzwL._SL500_.jpg
というように画像のURLは同じです。160、500の部分は画像の大きさの違いです。
つまりこの画像URLは共通で使用できるものであり、他の人がPAAPIを利用して作ったサービスから調べることができます。
Amazon自体から画像を調べてくる事も可能ですが、PAAPIで出力したものと画像のURLが異なるので、根拠はありませんが避けた方がいいのかな?と思います。
先ほどのSSDとは別の商品ですが
Amazonの商品ページがから調べた場合
https://m.media-amazon.com/images/W/MEDIAX_849526-T2/images/I/717GGVFJLHL._AC_UL500_.jpg
PAAPIから得た場合のURL
https://m.media-amazon.com/images/I/41aoO0JIMoL._SL500_.jpg
となり、画像のURLが大きく異なります。
自分でPAAPIが使用可能で調べた場合と、他人のPAAPIが出力する画像URLが同じなので、利用させてもらいましょう。
解決策は、他人のふんどしで相撲をとる です。
ブログを書いた際に1,2回商品の検索をさせてもらうぐらいは普通にそのサイトを利用した場合と変わらないので迷惑ではないと思います。
これで1.商品画像の取得の問題は解決されますので、後はHTMLを作ればよいだけです。
画像のURLと画像からのハイパーリンクがあれば、画像リンクHTMLぐらいは作れます。
雰囲気を変えず画像を出す
下は旧画像リンク作成ツールが出力していたHTMLです。
商品はTシャツです。
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"> <tbody> <tr> <td style="text-align: center;"> <a href="https://www.amazon.co.jp/HJKL-VIM-%E3%83%8A%E3%83%93%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%BC-Neovim%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E7%94%A8-T%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84/dp/B0BC2DPHB1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=L1BHTZYSNH1R&keywords=hjkl&qid=1700896975&sprefix=hjkl%2Caps%2C169&sr=8-9&customId=B0753779S4&customizationToken=MC_Assembly_1%23B0753779S4&th=1&psc=1&linkCode=li3&tag=トラッキングID&linkId=66d67427d18aefa25b52264e5349cdff&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"> <img border="0" height="374" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B0BC2DPHB1&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=アソシエイトタグ&language=ja_JP" width="400" /> </a> </td> </tr> <tr> <td class="tr-caption" style="text-align: center;">vi大好きマン用Tシャツ</td> </tr> </tbody> </table> <p> <img alt="" border="0" data-darkreader-inline-border-bottom="" data-darkreader-inline-border-left="" data-darkreader-inline-border-right="" data-darkreader-inline-border-top="" height="1" nwv87pix6="" src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=トラッキングID&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=B0BC2DPHB1" style="--darkreader-inline-border-bottom: currentcolor; --darkreader-inline-border-left: currentcolor; --darkreader-inline-border-right: currentcolor; --darkreader-inline-border-top: currentcolor; border: medium; margin: 0px;" width="1" /> </p>
こうして調査するまで気づいていなかったのですが、<table>テーブルタグで構成された商品リンクの下に<p>タグと幅1pixelのimgタグの画像があります。
その1pixel画像のリンク先であったhttps://ir-jp.amazon-adsystem.comへのアクセスは現在アクセスしてもタイムアウトして応答がないので、つながらない画像リンクがページにあることになるため削除する事が適当であると考えます。もともとはインプレッションの計測のためにあったようです。
ir-jp.amazon-adsystem.comのIMGタグと外側のPタグを除去したのが次のHTMLで、これの<imgタグのsrcにある ws-fe.amazon-adsystem.comから画像を去年までは取得できたのですが、この画像が現在取得できないので、ブログに商品画像が表示されません。ここを自分のPAAPIもしくは他のPAAPIを使ったサイトから調べたURLに書き換えます。
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"> <tbody> <tr> <td style="text-align: center;"> <a href="https://www.amazon.co.jp/HJKL-VIM-%E3%83%8A%E3%83%93%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%BC-Neovim%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E7%94%A8-T%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84/dp/B0BC2DPHB1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=L1BHTZYSNH1R&keywords=hjkl&qid=1700896975&sprefix=hjkl%2Caps%2C169&sr=8-9&customId=B0753779S4&customizationToken=MC_Assembly_1%23B0753779S4&th=1&psc=1&linkCode=li3&tag=トラッキングID&linkId=66d67427d18aefa25b52264e5349cdff&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"> <img border="0" height="374" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B0BC2DPHB1&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=アソシエイトタグ&language=ja_JP" width="400" /> </a> </td> </tr> <tr> <td class="tr-caption" style="text-align: center;">vi大好きマン用Tシャツ</td> </tr> </tbody> </table>
HTMLから読み取れますが、今回の商品のASINは
B0BC2DPHB1
で、PAAPIが使える他のサイトでこれで調べます。
どこのサイトかは書きませんが、AmazonではないけどAmazonの情報を取得できるサービスであればPAAPIを使用してるでしょう。
画像は
https://m.media-amazon.com/images/I/3102jY-ohBL._SL500_.jpgのようです。
書き換え後
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"> <tbody> <tr> <td style="text-align: center;"> <a href="https://www.amazon.co.jp/HJKL-VIM-%E3%83%8A%E3%83%93%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%BC-Neovim%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E7%94%A8-T%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84/dp/B0BC2DPHB1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=L1BHTZYSNH1R&keywords=hjkl&qid=1700896975&sprefix=hjkl%2Caps%2C169&sr=8-9&customId=B0753779S4&customizationToken=MC_Assembly_1%23B0753779S4&th=1&psc=1&linkCode=li3&tag=トラッキングID&linkId=66d67427d18aefa25b52264e5349cdff&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il" style="margin-left: auto; margin-right: auto;" target="_blank"> <img border="0" height="374" src="https://m.media-amazon.com/images/I/3102jY-ohBL._SL500_.jpg" width="400" /> </a> </td> </tr> <tr> <td class="tr-caption" style="text-align: center;">vi大好きマン用Tシャツ</td> </tr> </tbody> </table>
表示例
vi大好きマン用Tシャツ |
記事のもともとのテイストを維持したまま画像の破損を修正できました。
追記:
2024/2/10追記、調べた結果を元に昔の画像リンクぽいものを作れるツールを自分で作りました。
画像リンク作成ツールのリンクをこちらのページへ移しました。
https://blogger.kinkuman.net/2024/02/paapiamazon.html